ウクレレの予備知識

<弦について>

   ウクレレの弦は、
     第1弦=ラ(A)  第2弦=ミ(E)   第3弦=ド(C)  第4弦=ソ(G) 
ですが 、このままでは音域が狭く、私たちが普通に歌う場合の低音部を弾くことができない場合があります。そこで、第4弦を1オクターブ低いローG弦と取り替えて使用します。それにより、音域が広がり音色も一段と向上します。

  ただし、安物のウクレレにこのローG弦を張ると、他の弦の音程まで狂ってしまう場合がありますので要注意です。本格的にウクレレソロをと思われる方は、最初から音程のしっかりした頑丈な物を購入されてください。

  ローG弦は、いろいろな会社の製品がありますが、ウクレレ専用のローG弦は高価ですので、代用品をお勧めします。どこの楽器店でも比較的簡単に手に入るからです。安くて良いサウンドの製品は、Augustineの会社のギター弦のD弦です。同じD弦が赤、青、黒の紙袋の3種類がありますが、張力のあまりない下の黒袋に入っているD弦が、ウクレレには適している気がします。

      表    裏      

第1弦から第3弦までは、安価なghsの会社の右上のウクレレ用黒いナイロン弦がお勧めです。
  
  なお、新しい弦に張り替えると、1週間くらいは、音程が安定しませんので、安定するまで、毎日何度も調弦を繰り返さなければなりません。そして、ローG弦は巻弦ですので、他の3本の弦のようには、物理的には長持ちしません。

<調弦について>

 調弦する場合、市販のウクレレ用の調子笛が一番安価です。弦は緩めた状態から締め上げながら合わせます。ただ、自分にとって一番合わせ易い方法を確立されるのが良いと思います。いろいろな調弦用の製品が市販されていますが、私はピアノが一番楽で合わせ易いです。

<ペグ(弦巻)について>

 ヘッドのペグ(弦巻)は、温度変化等により、緩むことがありますので、プラスドライバーで、時々締め直す必要があります。プラスドライバーは必需品です。

<共鳴板裏面の滑り止めについて>

 ウクレレの共鳴版の裏は、滑り易いので、ウクレレを抱えている時に安定しないため、気になる方は、楽器店で市販されている三味線用の滑り止めを貼ると効果があります。数百円で買えます。

<ソロを弾く時の姿勢について>

 あくまでも私の場合ですが、ウクレレの伴奏だけなら立った姿勢でもできますが、ソロを弾く時は、椅子に座って弾きます。ウクレレを市販の吊バンドで吊って弾くこともできますが、私は座って弾かないと上手に弾けません。これについては、人それぞれですね。(笑)

<右手の親指と人差指の爪について>

 爪を伸ばさなくてもソロ弾きはできますが、繊細なサウンドを作るには、爪は伸ばした方が良いです。爪を伸ばさないとできないテクニックもあります。オオタサンは、右手の親指の爪と腹部を自由自在に巧みに用いて、繊細な音色を醸し出しています。

 ピックを用いれば、爪は伸ばさなくても弾けますが、親指の腹部を用いるような優しい打弦は困難になります。オオタサンの魅惑的なサウンドは、まさに、この右手の親指奏法にあると言っても過言ではありません。

 人差指の爪は、トレモロ奏法や、パーカッションをやるのでなければ伸ばさなくても大丈夫です。私の爪質は弱いため、ネイルサロンで、柔らかい素材のノビリティで補強しています。硬い素材で補強すると、音色が悪くなりますのでご注意ください。

 私は、トレモロの音色があまり好きではないので、人差指だけを用いたトレモロ奏法はあまりやりません。親指の爪でトレモロ奏法をやることは時々ありますが。

 パーカッションをやるときは、9フレットから14フレットくらいまでを、人差指の爪で金属のフレットを引掻きながらやりますので、柔らかい爪だとクリアーな音が出せませんし、直ぐに爪が痛んでしまいます。この親指と人差指の爪を補強してもらっても、料金は1000円ちょっとです。私の爪を下に掲載しました。なお、右手も左手もこの2本以外の爪は伸ばさないでくださいね。特に、左手のコードを押さえる親指以外の爪は伸びていると、コードが押さえ難くなります。

              親指      人差指

<湿度対策について> 

 ウクレレにとって最高の環境は、大体ですが、湿度は40%〜60%です。湿度が高いと、体質にもよると思いますが、汗で手の平がベトベトして、左手のコードが押さえ難くなります。特に繊細なサウンドでソロを奏でる場合には、少なくとも私の場合は、湿度が高いと弾く気がおきません。関係ないとおっしゃる方がいらっしゃいますが、羨ましい限りです。

 さて、それでは、私はどのような対策をしているのかと申しますと、

     FACIAL PAPER で手の平を拭いた後、POWDER SHEETS で拭きます。

     ウクレレ本体にも同じことをしています。

これにより、手の平がサラサラになり、ベトベトしなくなります。特に、夏場の湿気の多いときは、この方法をお勧めします。効果絶大ですよ!

<ウクレレの保存について>

 あくまでも私の場合ですが、常時、部屋に紐で吊るしています。長い間、ケースに入れたりしていると、たまにケースから出して弾いても良いサウンドで鳴らないからです。

<ウクレレのご機嫌について>

 ウクレレってまるで生き物のように感じることがしばしばあります。毎日少しでも触って練習していると、いつも綺麗な音色で鳴るのですが、長い間弾かないと、いくら調弦をしっかりやっても、弾いていて何だか満足するサウンドにならないんです。やはり愛情をもって、毎日少しでも弾くことが大切ですね!(笑)

<ピックアップについて>

 アンプを通して弾く時は、ウクレレにピックアップ(小型マイク)を付ける必要があります。購入したとき初めから内蔵している物もあります。私の場合は、音質・音量の調整をし易くするために、下の写真のように、第1弦(A弦)側の共鳴板のブリッジの横(下側)に、小型マイクを厚さ1ミリのゴムの両面テープで固定します。小型マイクを付ける位置で音質や音の大きさも変化しますので、アンプを通した時のサウンドが、自分の耳に心地よく響く位置を決めておいてください。両面テープの種類によっても、音質・音量がいろいろ変化します。いろいろ試してみてください。ウクレレ本体にプリアンプとマイクが内蔵のウクレレも持っていますが、音が大きくなり過ぎて音質も気にいらないので使いません。弾く人の耳に一番心地よく聴こえることが重要ですので、いろいろ試してください。アンプは、アコースティック用のマーシャルの会社の物を使っています。なお、スタンドマイクの前で弾けば、ピックアップは必要ありません。

                      

<ウクレレ購入について>

 先ず、下の写真のようなペグ(弦巻)がありますが、一番安心して使えるので、私は1番目のを用いています。2番目は音程を安定させるのに調整が大変です。3番目は、演奏中に左手がこのペグに邪魔されて弾きにくいです。でも、あくまでも参考にしてくださいね。私の好みですので。2番目のペグを用いているウクレレは、高価なウクレレに多いのですが、私は買ってから後で1番目のペグに取り替えています。

                1               2               3
            

 初心者は、ソロ演奏がある程度できる経験者と一緒に行って購入することをお勧めします。安価な物は良質でない物が多いので、ソロには不向きですが、高価だから良質の物とも一概に言えません。実際に弾いてみて、いろいろチェックすることが肝要です。その秘訣は、

1.両サイドの2本の弦(第1弦と第4弦)と指板の端との間が狭いと、左手でそれらの弦を押さえたときに、指板の外に弦が落ちてしまうことがありますので、できるだけ間が広い物を選んでください。私が愛用しているウクレレの下の写真をご覧ください。これでも第1弦(A弦)側は狭いので不満です。

                     

2.弦と指板との隙間は、高過ぎても低すぎても駄目です。程々の高さが良いです。実際にコードを押さえながらチェックするしかありません。高過ぎると弾き難くなりますし、低過ぎると良い音で鳴りません。本当に微妙なのです。私が気にいって使っている下の写真のウクレレの場合は、12フレット付近の弦と指板との間は、大体3.5ミリほどですが、あくまでも参考程度にしてくださいね。

                              

3.ヘッド側にある弦を支えているナット(下の写真参照)の部分も非常に重要な部分です。特に、B♭のコードを押さえるときなど、その出来不出来が弾きやすさに非常に大きな影響があるからです。

                     


<演奏するときのキーについて>

 どのキーでも演奏可能です。しかし、同じ曲でも、他のキーに移調することによって、ウクレレ独特の魅惑的なサウンドになることがあります。開放弦を多く含むコードを用いると、音の響きが良くなり、魅惑的なサウンドになりますが、音の切れも悪くなるため、いつまでも開放弦の音が響いていて邪魔になることもあります。上手に利用しさえすれば、開放弦を含むコードはどんどん用いて良いと思います。ウクレレの開放弦の4本の音程は、左手を使わないで、第4弦から第1弦に向けて弾き下ろすと
          G(ソ) C(ド) E(ミ) A(ラ) 
となっています。これは、Am7(=C6)というコードです。もし、Gm7(=B♭6)のコードでは、
          第4弦は開放弦、第3弦は2フレット、第2弦は1フレット、第1弦は1フレット 
のように左手で押さえますので、開放弦は第4弦のみとなります。

 したがって、4本全部が開放弦のAm7のコードの方が残響音が延びます。だからと言って、Am7がGm7より良いとは一概には言えません。なぜならば、一つの曲の中では、他にもいろいろなコードを使いますので、総合的な判断でキーを決めると、素敵なサウンドになります。例えば、名曲の「黒いオルフェ」ですが、市販の楽譜では、キーがGmになっていました。でも、Gmで弾いたら、あまり気持ちよく弾けなかったので、キーをAmにしました。そうしましたら、すごく気分が良くなって弾く気になりました。これは、ほんの1例ですが、他にも移調することによって、同じ曲でも、気分が全然変る場合があります。プロならば、どんなキーでも弾けないと、バンド演奏やセッションができないでしょうが、私は独りで弾いていますので、自分が一番弾きたいキーで演奏します。素人ですので、それで構わないと思って開き直ってやっております。(笑)     

                      トップページへもどる