初段を目指す

5級同士の実戦です。黒白共に中国流です。
第1問

途中経過
1図

白石がたくさんある中へ黒1と打ち込んできました。少し無理の打ち込みと思わ
れます。白は黒1の打ち込みを咎めなくてはいけません。白2はぬるい。
2図

白2、4と厳しく攻めるところでした。
3図

白8がおかしなところへ打ちました。
4図

白1以下白7と打てばだいたい治まり形で普通の打ち方でした。
5図

黒10が白三目の頭で急所です。黒22までが途中経過図です。
6図  D失敗

実戦は白1のツケでした。黒8までで黒地が多く白はなかなか勝てません。
7図  C正解
白1が正解です。まとめて攻める打ち込みです。
二立三析という言葉がありますが、三つ開いてもキレないと言う意味です。白5まで
黒は眼が無くなり地も無くなりました。黒は攻められそうです。

8図  A失敗
白1は間違いのない手ですが、黒に下辺を先着されると勝てそうもありません。



9図  B失敗
白1は反って攻めの対象にされそうな手です。黒6まで取られです。
10図  別法
9図で取る自信がない方は10図がお勧めです。