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小細工の部屋

普通に作り上げておけばいいのに…何かしないともの足りない。
そんな性格のため、なにかしら『小細工』をしてしまう。
そんなこんなで出来上がった作品たちの紹介です。

カエルの香炉  ドジョウの蓋物  お魚の箸おき  古文様の絵付け


その日は蓋ものの香炉を作ってみたいと思いつくりはじめた。
粘土を丸く固めて、糸で半分に切る。
中をくり貫いて、お香用の穴を開け…ここまでは普通。
また、『ふっ』と思ってしまった。
このままじゃつまんない…。
カエルの香炉 時期的にはちょうど梅雨。
よし!さっき見たカエルでもくっ付けるか!
ちまちま・ちまちま・カエルを作る。
外ではカエルが鳴いている。
カエルは何を食べるんだ?
確か舌って...あったよな。

このカエルには『お香の煙』を食べてもらおう!
霞を食べる高貴なカエル。
お香が立ち込めたときに、舌の先だけ、煙にあたるようにしておこう!
ひとり、ニタニタ、カエルを作る。
ほい! 出来た!!
そして『ふっ』と気づく…。
このお尻って…
やばいっニコチャン大王のお尻になってる!
(カエルのお尻は少し尖がっているのです)
むむむ…これでもカワイイからいいか
(直径5.5cm、高さ5cm程度、信楽土、そば釉&織部釉)


本当の『おしり』になって
しまいました…。


ドジョウの蓋もの 私は結構、歌が好き。
その日も朝から、童謡を口ずさむ。
中伊豆の土夢窯に到着。
「おはようございま〜す(^◇^)ノ」(私)
「おはよ。今日はお魚つくっとくれよ」と、先生のお言葉。
んん〜。箸おきのお魚をつくるのも楽しいんだけど、
今日は気分がちょっと…。すると歌が回りだした。
『どんぐりころころ・どんぐりこ〜。お池にはまってさぁ大変。
ドジョウが出てきてこんにちは♪
ぼっちゃん一緒にあそびましょう!』
。。。よっしゃ! あそぼうじゃないの。
今日は君と遊んじゃう!!
よって、本日はドジョウに決定。
『こんにちは』ってどこから顔を出すのかな?
頭に浮かぶは...鼻楊枝に、ほっかぶり。
やっぱ 壺でしょう。
ということでドジョウ壺を作成。
へい・らっしゃい・らっしゃい・粋のいいドジョウだよぉ〜 と言いたくなるようなドジョウを作ろう!
逃げろ・逃げるんだドジョウ君たち!
早く逃げるんだぁ〜。
と空想しながら作ったら、こうなった。
使う人のことを全く考えていない作品。
また一つ出来上がり…
(直径11cm 高さ12cm程度、壺部分は伊賀土、ドジョウは信楽土、そば釉)



私の一番の得意作品がこのお魚。
先生のギャラリーにも展示して頂いたため、作成数はもう100個近くになっています。ご購入頂いた沢山の皆さんに、この場を借りて感謝申し上げます。『本当にありがとうございますm(_ _)m』
友達の結婚祝いや送別の品として贈ったことも。皆さん、一様に喜んでもらえたので、ホッと一安心。
お魚の箸おき
(お魚シリーズ)

イワナのつもり…模様だけですね。
(長さ6.5cm程度、信楽土×織部釉

アユ:上から見ると、泳いでるように見えるますか?
(長さ6cm程度、信楽土×織部釉
私は釣り好き。
でも、餌を自分でつけることができる程度の腕前なので、一人で釣りに出掛ける勇気はない。
ゆえに、釣り用のポケットお魚図鑑を開いては「いいなぁ〜」とため息。
釣りができないなら、作っちゃえo(^-^)o
ヒラメ、エイ、アユ、ハゼにカサゴに...鯨!!
哺乳類だけど、まぁいいか。


クジラ:背中や尾にはフジツボ(赤土)を付けてみました。
(長さ11cm程度、信楽土+赤土×石灰釉

不細工なアンコウ
(長さ8cm程度、信楽土×赤萩釉



古文様の絵付け 古いものが好きな私は右の本を書店で見つけて思わず購入。
着物や浮世絵、襖絵などにも用いられている幾何文様はやはり美しい。
『はしおきにしてみようかな』 ふと思う。
『たくさんの文様を書いてみたいし』
6cm×2cmのはしおきに絵を描いていくのは思ったよりもずっと楽しい。
キャンバスが小さいから、飽きる頃には出来上がる。
た〜くさん作って、秋の文化祭に出品しよう♪
ずらぁ〜と並べたら壮観かな??