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お祭りにて囃し方(下方:したかた)が着る衣装を紹介しています。


<伝統的な祭り装束>


伝統衣装は「ゆかた」


三島のお祭りの伝統衣装は左や下の写真に見るような「浴衣と長襦袢」。もちろん、各町内によって浴衣のデザインや色など異なります。

伝統衣装を正式にいいますと、次のとおり。
  1)浴衣(ゆかた)
  2)長襦袢(ながじゅばん)
  3)たすき
  4)半幅帯
  5)ねじり鉢巻
  6)火の用心(袋)

これに足袋と雪駄(セッタ)を履けばOKです。

ゆかたは右肩を抜いて肩袖を長襦袢にし、左すそをまくって長襦袢を見せます。袂(たもと)がプラプラしていると動きづらく、しゃぎりの時の邪魔になるので、たすきで縛ってしまいます。

近年、浴衣を自分で着られる方も少なくなり、さらに着付けのできる方も少ないため、祭り装束を「法被」にする町内会も増えてきています。

かくいう緑町も数年前から、当番町以外の年は「法被」を着用しています。“当番町の時は正装で”という心意気を胸に、ゆかたが暑くても…3日間頑張りぬこうと思います!

緑町の今年の衣装 
  男性は上の写真(長襦袢が緑色)
  女性は右の写真(長襦袢が赤の市松模様)

今年(平成14年)の緑町の衣装は正装のゆかたを着用します。
男性は6年前に作ったものと同様の色目のもの。
女性は12年前に作ったものと同様の色目のものです。

たすきはこれまでのものよりも細く・短いタイプのものにし、色落ちのしない生地で作成しました。

手ぬぐいも新デザインに変更!緑町のセンスあふれる有志によって、とってもカッコいいデザインの手ぬぐいが完成しました!円く“緑”と書かれた文字は「ぼたん文字」という特殊な文字なのだそうです。この「緑」の文字は、山車の幕にも印字されていますので、ぜひご覧ください。

私の火の用心袋は個人で購入したものですので、雀の模様になっていますが、普通は「火の用心」と書かれた布製や皮製の袋を腰に着けています。

さて、ここで紹介したのはあくまで基本形(?)です。各町内会&個人はどうやったら目立つのか・粋なのかを色々と考え、鈴を付けてみたり、花笠を背負ってみたりとバリエーションを考えています。衣装一つとっても、お祭りを楽しもう!という気持ち伝わってきます。


<緑町 法被パージョン>

法被の装束

左が先ほど紹介した「正装ではないけれど…」という法被バージョンの衣装です。

法被の色は渋〜い緑色、というかカーキ色の長半纏。
帯や手ぬぐいは金茶色。
半纏の下には、紺地に菊小紋の模様が入った鯉口シャツ、そして腹掛けをし、股引を履いて、紺の地下足袋を着ます。

長半纏のなかなか粋でカッコイイでしょ?!
三島夏祭り以外のお祭りのときは、こちらを着て行くことが多いです。