裏千家茶道教室 東光庵

夜の茶会を開きました。夜咄(よばなし)茶事といい便利な世の中になっても電気はつけず、和ろうそくの灯火と行燈・灯心の明かりでお食事をしてお茶をいただきます。季節は晩秋から厳寒の頃11月末から2月頃の茶事です。

亭主は管理人の一番の親友の○城さんにお願い致しました。私は当日は水屋といってお勝手の当番でした。懐石料理を作りました。この写真は後入りといって懐石が終わり、濃茶の場面です。茶事の中では写真はとれませんので、終わってから、又仕度をして、写しました。
床の間には「石菖」を鉢に入れて飾ります。石菖は油煙をはらうものとして夜咄茶事の後入りの床の約束になっています。
写真ではよくわかりませんが実際には暗い茶室の中で和ろうそくと灯心のみの
光はなかなか風情があります。
興味のある方はぜひご連絡ください。一緒に茶事を楽しみましょう。


        
        夜咄茶事    懐石のお献立
くみ出し・・・・おぜんざい
汁・・・・・・・・蕪  落とし辛子
向付・・・・・・鯛の昆布〆 かいわれ  浅草のり  わさび加減しょう油
煮物碗・・・・海老しんじょ えりんぎ   京人参  へぎ柚
焼き物・・・・わらさの味噌ゆうあん
預鉢・・・・・・きゅうり・しいたけ・くらげ・柿のごま酢和え
預鉢・・・・・・海老いも・粟麩・蕪の葉の炊いたもの
箸洗い・・・・松の実
八寸・・・・・・銀杏・鮎の昆布巻き
香の物・・・・柚白菜・千枚漬のみぶな巻・沢庵
主菓子・・・・きんとん銘「錦秋」間瀬製
干菓子・・・・吹き寄せ
濃茶・・・・・・「玄中の昔」上林詰め・・坐忘斎家元お好み
薄茶・・・・・・「渦の白」辻利園詰め