見よ!外野スタンドには立錐の余地もなし!
その勢いは、遠くライトスタンドまで続いている!
先発杉山投手は、一発の被弾のみで、終盤ま
で、伝家の宝刀フォークボールを駆使して、
横浜打線を完全に封じ込めた!
ゲームが動いたのは、初回からだ。相手バッテ
リーのミスを衝いて、レッドスター赤星選手が
ホームベースを駆け抜ける!若大将杉山に、
まずは先制点をプレゼントだ!
しかし、好事魔多し・・・今度は杉山投手が失投
を左中間場外に運ばれ同点とされてしまった。
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平成16年6月4日 静岡草薙球場で、セリーグ
公式戦 横浜対阪神戦が開催されました。
ここでは、その模様をリポートします。
その日は、朝から真夏を思わせる太陽が芝生を輝かせていた。
ゲームの熱気を思い起こさせるその空気は、すでにその日を待ちこがれていた清水猛虎会の面々に、
計り知れない闘志を沸き立たせていたのである!
→2
その直後だ!頼りになる4番、金本選手が
一閃した打球は、逆風を突いてスタンド!
静まりかえるライトスタンドをよそに、球場
の8割を占める阪神ファンが総立ちとなって
兄貴の背中に声援を送った!
(右 金本コールに手を挙げて応える兄貴)
その後は、何というか〜落ち着いてしまっ
たゲームをよそに、阪神の打棒を待つ、
今年の展開に突入・・・杉山投手の力投に
スタンドの気合いは高まっていく。
↓3へ続く
こぼれ話
さて、当然ではありますが、この一戦に向けて、
清水猛虎会も準備をしておりました。
例えば外野席の場所取り、横断幕の用意など。
特に横断幕は、事前に主催者に確認を取り、
横浜サイドの横断幕展長を確認した上で、実施
したのですが・・・。
その際に、今回の応援を仕切ると言う、関東若
虎会より、中止の勧告を受けました。事前に協
議していなかった為の混乱でしたが、事後の協
議を通して、今後、草薙で試合が開催される時
には、気持ちよく応援できるよう、お互いに連携
していく旨の合意がなされています。
↓3
やっちまった!無死満塁の絶好の追加点の場面は、中盤6回表
にやってきた。迎える打者は鳥谷選手、ここまで黄金ルーキー
の名を欲しいままにしながら、プロの世界の厳しさに翻弄されて
いる若大将だ。結果を先に言うと〜三塁併殺打ではある。
しかし、追い込まれながらも、好機に冷静に流し打つその姿勢は
確かに黄金の輝きを放っていた事は言うまでもなかろう。
直後の守備に着く鳥谷選手の背中には、この悔しさをバネにしよ
うと言う、頑ななまでの強い意識があった。
そして、その姿に思わずシャッターを押してしまった私がいた。
さて、試合は残念ながら、8回裏に継投ミスで逆転負けを喫しました。草薙球場での白星はまたもお預けと言うことになりました。
清水猛虎会の面々もガッカリしてしまいましたが、外野席のゴミ拾いをしようと4名がスタンドに着くと、驚くべき事がありました。
そう、禁止のはずの「紙ふぶき」が、左中間前側とバックスクリーン横に、大量に散乱していたのです!芝生席に紙ふぶきは、まことに
除去しにくく、会場係員も途方に暮れていました。我々も、自身のビニルシートを撤収後は、100円ショップで事前に購入しておいた
ビニール袋を手に、すぐに大小のゴミ拾いと、この紙ふぶきの掃除に取り掛かることになったのです。
その我々に対して、「お前らがやったのか?」などと、信じられないような暴言を繰り返し浴びせる他の応援団の一人がいましたが、
虚言妄言の類には、最後は耳も貸さず〜「来年も来てくれるかな・・・?」、「一部の心ないファンがまだ・・・。」というつぶやきを繰り返し
つつ、掃除を続けました。結局、20分以上掛かったモノの、会場係員ならびに酔虎隊のみなさん、及び最後まで残っていたファンの
方々のご尽力と、我々の微力とでレフトスタンドは、試合開始以前の状態に復旧いたしました。
かのサッカーW杯では、日本サポーターはそのマナーにおいて、最大級の賛辞を受けました。サッカー王国静岡に住む阪神ファンも、
スポーツ観戦のマナーは最高であると信じています。観戦マナーの遵守は元より、一人一人の意識の啓発と言う面においても、新旧
応援団の果たす役割について、猛省を促された幕引きでありました。
あまりにも熱いトラキチ達!
左は、我々の後ろ隣に並んだ、
群馬県は水上方面から駆けつ
けたトラキチ!この後、横浜2
連戦まで観戦するという!
右は御前崎から来たトラキチ!
午前中から、この猛暑に耐え、
意気上がるペアだ!
公式ファンクラブのイエロージャ
ージーがまぶしい!