平成21年4月19日・窯出し
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午前中、大塚様のお招きで、御前崎港でカヌーの体験をしてきました。
炭焼小屋でお昼をいただいから炭出しを行いました。メンバーは大塚ファミリーです。


1号窯の炭出しです。
ウバメガシが入っています。

今日は時間がないので
すぐに袋へ入れました。

みんな慣れているので
すぐに片づきました。

一段落の後には
腹ごなしの薪割りです。

薪割り後は山の中の散策
結構きつい傾斜でした。

平成20年10月27日・窯出し
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炭焼き窯の天井を補修してから初めての窯出しです。

炭焼窯の中がどうなっていたでしょうか


窯の入り口を開けると天井の
形を整えた土が被っていました。

天井を支えていた竹もすっかり
炭になっていました。

これだけの土と炭を外に出すのは
大変な作業でした。

天井の形を整える為のむしろも
炭になっていました。

天井はすっきりとした形に残って
風の流れが良さそうです。

炭と土を出した窯底も
きれいになっていました。

今回炭焼前に入れた粘土細工です。
地元で取れた粘土で作りました。

薄い壺は割れていましたが
厚めの器と偽卵はひびはありません。

煙突の出る部分の屋根もペンキを
塗ってきれいにしておきました。

平成20年10月20日・21日の炭焼
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炭焼き窯の天井を補修してから初めての炭焼です。

今回は炭を焼くと言うよりも窯の天井を焼き固めるのが目的です。
焼くことでひびが入ったり割れたりしないか心配です。


天井の外側はかちかちです。
10月20日朝9時、いよいよ点火

点火しましたが、今日は南風
いい風向きで早く焼けそうです。

すぐに煙突から煙が出ました。
窯の天井の作りも影響します。

どんどん薪を入れて加熱します。
炎が吸い込まれていきます。

いつもは、なかなか煙が出ませんが
今日は調子よく出てきます。

朝9時に点火してから約2時間
きわだ煙が出て温度も80度です。

12時に焚き口をレンガで閉めました。
約3ヶ月ぶりの作業で手こずりました。

木酢液も回収することにしました。
竹が入っているから竹酢液かな

10月21日午後3時30分
煙の温度も180度を超えました。

精錬を始めました。少しすると
窯の中が真っ赤になりました。

白煙が出てしばらくすると煙突の先の
煙が透明になってきました。

煙突の中にタールの小さな山ができ
その山が白く乾いてきて焼き上がり

幸い、天井も割れずひびも入らず順調でしたが、窯の中がどうなっているか心配です。


平成20年10月6日・7日、窯の修繕
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炭焼き窯の天井を2日かけて補修しました。

500キロ以上の古い土とそれに見合う新しい土、
そしてセメント100`と消石灰を半分程度用意しました。
天井の木片の上にむしろを敷き、その上に土できれいな形に整え、
更にその上にむしろを敷いてから天井造りをしました。
5月3日に天井が落ちてから5ヶ月、やっと新しい天井ができました。
少し乾かしてから点火して中から焼き固めて完成です。


木片で形を整えた上に
むしろを敷きました。

その上に土を薄くかぶせてから
なだらかなカーブを作ります。

この面が窯の内側になります。
強度を高めるため高くします。

更にむしろをかけていきます。
でこぼこにならぬよう丁寧に切ります。

土の重さを測り、
セメントの重さも測ります。

石灰も入れることになりました。
セメントを入れるから少なめです。

セメントも入れて混ぜました。
結構きつい仕事です。

しっかり混ぜてから
水を加えてもう一度混ぜます。

天井の周りから作っていきます。
すそから7寸、5寸、3寸の厚さです。

これで1トン以上積み上げました。
セメントは全体の1割です。

積んではたたきを繰り返し
2日かけて完成しました。

平成20年6月30日・7月3日、窯の修繕の準備
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天井を造っていた土を再利用するため、

ふるいにかけて大きさをそろえて使いやすくします。
大きな固まりを砕いて500キロ程度の土を準備しました。
あと半分程は新しい土を準備します。


この袋の土を全部ふるいにかけ
粒をそろえて天井の土に使います。

袋の中は大きな土の塊が
入っています。

大きな塊は丸太や槌で砕いて
細かくしてから篩にかけます。

建築用のふるいで
細かな目になっています。

篩にかけると分別出来ます。
一日がかりで終わりました。

7月3日、天井に載せる木です。
これでなだらかなカーブを作ります。

手頃な竹を芯にして
木片を積み上げて作ります。
今日の作業はここまで、

平成20年6月3日〜16日、窯の修繕開始
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5月3日炭焼窯の天井が落ちました。

天井を造り直すための準備をすることとなりました。
とりあえず天井を造っていた土を出しました。
この土は半分ほど再利用します。焼けた土は収縮度が小さくて
天井を造ったときのひび割れが小さくてすむそうです。


6月3日、天井が落ちました。
炭出しの後で助かりました。

ビニール袋で28個
およそ840sありました。

窯の底を綺麗にしたら土を入れ
突き固めてなめらかな底にします。

前回修理した煙道の入口です。
ここも土を入れて滑らかにします。

土を入れた後、金槌でたたいて
床を固めますが、土が付いて

剥がれてしまうので、木の板を間に
入れ、砂を撒いてからたたきました。

6月16日、竹を順番に並べ
天井の支えにします。

窯一杯に竹を並べました。
人が乗っても大丈夫です。

竹を横に載せて天井の高さにします。
今日の作業はここまで、

平成20年5月30日、1号窯の炭出し
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5月8日に炭焼した窯の炭出しをしました。

1号窯の天井が少しずつ下がって来て、とうとう完全に使用不可能な状態にまで落ち込みました。
とりあえず焼いた炭を出しました。
天井造りの為の材料の準備をして、再度、天井造りを計画しなくてはなりません。


天井の真ん中が20pほど落ち込み
小さな孔が開いています。

中の炭は大丈夫です。
焼きすぎで、白い灰を被っています。

中から見ると大きなひびが入り
外の光が見えたような気がしました。

平成20年5月7〜8日、1号窯の炭焼
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5月4日に準備した窯で炭焼をしました。

天気は良かったのですが、西風が強く煙が押さえられ、なかなか炭化が始まらず、
炭化が始まって焚き口を封鎖してからも、西風が強く、煙の温度が上がりません。
やむを得ず通風口を大きくして温度を保つようにして、一夜明けたら風が収まっており、
温度が上がりすぎていました。なかなか思うに任せません。


煙突を長くしてみました。
空気の流れを良くするためです。

それでも西風が強く、煙が
押さえられ温度が上がりません。

3時間ほどでやっと勢いのある
煙が出始めました。

平成20年3月1〜2日、1号窯の修理
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2月20日に温度が上がらず炭焼を中止した窯の修理をしました。
原因は、排水の詰まりによる煙道の詰まりではないかと予測しています。
とりあえず、配水管を調べ、それで解決できなければ煙道を大改修する予定です。
また、木酢液を採集する装置ができあがってきました。


0.3ミリのオールステンレスで、
沢山の木酢液を回収できそうです。

配水管を見つける為に掘りました。
入り口より奥で見つけました。

竹製ですが、焦げてはいません。
しかし、水が出た形跡もなし。

詰まったときに修理できるように
窯の外まで配水管をのばします。

7時間燃やし続けた窯の中は
まだ木の部分が見えました。

一回り大きな竹の節を抜き
勾配を付けてつなぎました。

排水ますを煉瓦で作り、
水が抜けるようにしました。

土砂が入らないように蓋をして、
埋め直して完成です。

3月1日の作業はここまで、
配水管の途中の詰まりは無し

3月2日、窯の中の木を出しました。
上の方が黒くなっていました。。

煙道全体を広げるために
入り口のレンガを取り去ります。

会員が寄贈してくれたライトを
頼りに作業、とても役立ちました。

およそ30センチの孔を掘り、
入り口だけをレンガですぼめます。

煙道を拡張し、煙の流れを
滑らかにし、吸込みを改善します。

粘土とレンガで煙道の入口を作り、
上部はレンガと粘土で塞ぎました。

入り口が完成した後、
炭材を詰め直しました。

煙突の中もきれいに掃除しましたが、
タールでこれ以上きれいにならない。

平成19年9月27日の1号窯の炭焼
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9月27日に炭焼を実施しました。
今回は、木酢液を採集することとし、簡単な装置を作ってみました。
採集した木酢液も、最初は沢山取れますが、色が少し黒ずんでいました。
炭化が安定してくると琥珀色のきれいな木酢液が取れました。


1号窯の入り口を直し、
レンガ積みにしました。

トタンの屋根は炭焼の煙で
ボロボロになりました。

柱を立てて、支え棒と煙突を
角度を付けて括り付けます。

白煙が出ている時は水分が多いので
木酢液は採集しません。

炭化が始まり、黄肌煙になったら
採集を始めます。

長く伸ばした煙突から
煙が出るようなら順調です。

調子よく煙が出ています。
煙の温度は75度です。

簡易採集装置なので完全には
採集できません。

それでも12リットル程度
きれいな木酢液を採集しました。

平成19年8月22日の1号窯の炭焼
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6月17日に「燻煙熱処理」した竹を窯出ししました。
艶のあるいろいろな燻し竹が出来ました。このまま工作の材料としても使えそうです。


窯の中です。
上部から炭化が始まっています。

上にのせた竹は真っ黒ですが、
割れが入っていました。

下の方まで熱が回っているようで
艶のある褐色になっています。

窯から出すところです。
切り口もそれ相応の色です。

なかなかおもしろい色つやです。
売り物になるのかな?

この竹を何にするか
皆様のアイデア募集します?

平成19年6月17日の1号窯の炭焼
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「燻煙熱処理」
これまで竹炭を焼いても、細かく割れたりしてなかなかうまく焼けず、いろいろ調べた結果、含水率に一番問題があるようなので、竹の含水率を15〜20パーセントに均一に低下させ、竹の応力を除去する方法として、燻煙熱処理を行うこととしました。


窯に入っている炭を出します。
土嚢と土を取り除きました。

白い灰が被っていて
焼きすぎたかなと思いました。

ご近所の方が炭焼体験です。
炭出しを手伝ってもらいます。

出した炭を次々に袋に入れます。


しっかりした炭が焼けました。


記念にもらっていきましょう。


窯の中の炭、うまく焼けています。
砕けたものはありません。

竹をぎっしり詰め込み
加熱します。

風向きもよく
すぐに燻煙が出ました。

約2時間、水煙が出て
炭化が始まる前に止めました。

煉瓦で壁を作り
土をかぶせました。

煙突もはずし
完全に密封しました。

平成19年4月2日の1号窯の炭焼
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炭焼き窯の中1

炭材を立て込むところです。
窯底に小枝等を敷き込み、空気の流れと炭化に伴い上から降りてくる水分を逃がすスペースを確保します。

炭焼き窯の中2

炭材をできるだけ隙間なく立てて並べます。
太さも、新しさも手頃です。


立て込み完了

入り口まで立て込みました。
点火後、よく燃えるように2本の丸太を縦に寝かせて空気の通りをよくします。

点火

枯れた杉や松の葉で点火します。
どんどん燃やして周囲が熱くなれば消えることはありません。マッチ一本で点火できます。

燻煙

最初に燃材を燃やした煙が煙突から出ます。
燻煙(エブリエン)と言うそうです。
風向きがよければすぐ出てきますが、悪ければ何十分も出てきません。
仕方がないのでうちわであおって熱風を窯の中へ送り込みます。
水煙

 窯の中が熱せられると煙突から白煙が出てきます。
水煙(スイエン)と言います。
煙に手をかざすとあまり熱くなく、手が水分でぬれてきます。
炭材に含まれていた水分が出てくるためです。

燃焼

どんどんと勢いよく枯れ木を入れて燃やします。
いかに勢いよく、なるべく奥で燃やすことができるか腕の見せ所です。
入り口付近でいくら燃しても、窯の中へ熱が入っていかなければなかなか炭化は始まりません。
黄肌煙

のどに刺激のある、かすかに黄色身を帯びた煙、黄肌煙(キワダエン)が出始めたら煙突の煙の温度を調べます。
煙の温度が80度になったら炭化が始まったと判断して焚口を閉めます。


焚口閉鎖

焚口は確認口と通風口を作ってレンガで封鎖します。
子供のころの泥んこ遊びの感覚ですが、ちょっと熱いのが大変です。
焚口閉鎖完了

レンガを積んですべて塞ぎました。
粘土だけでレンガを積むと、炭化の熱で乾いたとき、収縮が大きくて隙間がたくさんできてしまいます。
前回焼いた粘土も使うとうまくいきます。
煙突短縮

煙突を一本はずし、瓦で少し塞ぎます。
本格的に炭化が始まるとどんどん窯が熱くなり、そのままにしておくと良い炭にならないので、緩やかに炭化するように調節します。
この後、2時間から3時間おきに通風口や煙突を調整して、窯の温度が急激に上昇しないようにします。
炭化中

平成19年4月3日 確認口から炭化中の窯の中をのぞいて見ました。
炭材から出たガスが途中で熱せられて赤く輝き、ゆらゆらと昇っていきます。
あまり明るければ空気が入りすぎということです。
白煙

煙が少し透明感を持つようになり、白っぽくなってきました。
煙突にタールがべっとりと付くようになりました。
白青煙

白い煙の中に青色が見えてきました。
煙の温度も180度近くになったので精錬を始めます。
精錬

煙突を全開にし、通風口も開いてやり、しばらくすると窯の中が真っ赤に輝いてきます。
煙突の中

煙は透明感のある青で煙突の中のタールも乾いてきました。
窯を閉めるタイミングが大切です。早く閉めすぎれば木尻(燻る炭)が出るし、遅ければ灰になる分が多くなります。
炭窯密閉

確認口、通風口すべてを塞ぎ、土嚢や材木で覆って土が崩れないようにします。
煙突穴塞ぎ

煙突をはずし、穴を塞いで密閉完了。
3日程度で炭を出すことができますが、この窯は、4月15日の炭焼体験教室で開ける予定です。

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