平成25年12月3日、窯の入口修理
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1号窯の入口が壊れてきたので修理しました。

炭焼を何回も繰り返すとひび割れが広がって煙が漏れるようになります。
ある程度の大きさのブロックとして修理しないと上手く直せません。
これぐらいの規模なら手軽にできそうなのでやってみました。


11月30日、まずは土を準備しました。
保管してある粘土を篩にかけて

石や大きな固まり、草などを
除いて整形しやすくします。

入り口のレンガはあり合わせの
ものだったので割れていました。

今まで窯でつかっていた焼けた
土も篩にかけ粘土に混ぜました。

粘土が乾いたときにひび割れが
少なくてすむからです。

新たに耐火レンガを積んで
入り口を作ることにしました。

耐火レンガは耐火モルタルで
しっかり繋ぎました。

片方に5個ずつ積んで
入り口の幅を決めました。

12月1日、入り口の天井を作るため
竹筒を詰め込んで高さを確保。

土を盛ったなだらかな曲線で
入り口の天井を作りました。

天井と下の型がくっつかないように
紙を入れておきます。

直接火の当たる箇所は耐火モルタル
でカバーすることとしました。

耐火モルタルは高温で焼き
固めないと効力がありません。

次は最初に用意した粘土、窯の土、
水を加えてしっかり混ぜてました。

水を沢山入れると練るのは楽ですが
乾燥すると大きなひびが出来ます。

板で入り口の前を平らにして
粘土を積み上げていきます。

窯となだらかに繋がるように
粘土を足して積みました。

入り口の横も補充して修理箇所を
出来るだけ大きなブロックにします。

12月3日、前の板を外して余分な
土を削って全面を平らにしました。

少し軟らかな土を練ってこれで
なめらかな化粧塗りをします。

それらしい入り口が出来ました。
乾燥したら入り口を焼いて完成です。

1月5日、土が乾燥したので
割れ目を埋めてから点火しました。

耐火モルタルを焼き固めるつもりで
1時間以上燃やし続けました。

継ぎ目から出る煙を手当てして、
翌日きれいに掃除しました。

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