平成22年11月21日、窯の修繕
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修繕に失敗した5月21日以後、再び準備してようやく完成の運びとなりました。

小春日和の風のない穏やかな日曜日、午前8時からの作業は、午前中一杯かけて土をふるって天井に盛り上げ、
午後からは天井をたたく作業となりました。およそ1.5トンの土を処理して天井を作り上げました。
今回は皆さんの力を借りて、たっぷりの土と力を入れる事が出来ました。


6月4日、全体に熱が回る様に
窯の底に木を並べました。

太い竹を天井の高さに切って
並べ、その上にも木を積み上げて

しっかりたたける様に板を打ち付けて
できるだけ滑らかにしました。

11月21日、農作業の忙しい中を
皆さんが駆けつけてくれました。

まず、全員で炭焼き小屋の
屋根をひっくり返しました。

それから天井に使う土をフルイ
でふるって固まりを取り除きます。

新しい土も事前に良くこなし
ふるいやすい様にしました。

天井に使った焼けた土も
固まりをほぐしておきます。

混ぜ合わせた土を天井に
積み上げていきます。

土と水と石灰をほどよく混ぜ
あわせる作業は力仕事です。

10時前、一休み。皆さん頑張って
楽しくやってくれています。

何回も運んだので山の様に
なってきました。あと少しです。

乾いた土を混ぜ合わせるのも大変
ですが、水を入れるともっと大変。

駐車場には軽トラックが一杯です。
子供達は「ケットラ」と言います。

しっかり積み上がったので
均して午前の仕事は終わりです。

町で買ってきたお弁当とお茶で
楽しい昼食、話が弾みます。

いよいよ天井のタタキに入ります。
みんなで少しずつ回りながら

何回もたたいて固めます。
炭焼きの煙でむせてしまいます。

ゆるやかな東風でちょうどこの
あたりで漂って煙ってしまいます。

天井らしいなだらかなカーブに
出来上がりました。

ひっくり返した屋根を元に戻して
完成です。お疲れ様でした。

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平成22年5月21日、窯の修理失敗
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5月5日、炭焼き窯の天井を直し、19日に火入れをしました。
5月21日、窯の様子を調べたら天井が落ちていました。
屋根が付いたまま突いたので、突き固め方が足りなかった
のではないかと思っています。
もう少し土に水分があったほうがよかったのかとも考えています。
 さすがに落胆がひどくしばし呆然としましたが、気を取り直して造り直すこととしました。

失敗は貴重な経験になるでしょう。


天井の回りは念入りにやった
つもりでしたがこの通りです。

一週間後、もう一度土を運び出し
窯の中をきれいにしました。

焚き口の内側と壁にひびが入って
きたのでここもついでに直します。

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平成22年5月4・5日、窯の修繕
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天井が抜けた今年の1月15日以後、いろいろ準備してきました。
これまで天井に使われていた古い土と新しい土、そして消石灰を少々入れてよくかき混ぜ
天井に載せて、木槌でたたいて落ち着かせてから、金槌でたたいて突き固めました。

前回はセメントを入れた為、すぐに固まってしまい十分に突き固める事が
できなかったのですが、今回は納得いくまで固める事ができました。

こんどは何回焼く事ができるでしょうか。


22年1月15日天井が落ちたので
片付けをしました。

天井をきれいに落として
スコップで土を出しました。

1輪車で何回も運びました。
多分1トン以上ありました。

窯の中をきれいに掃除して
煙突の中のタールも取り除きました。

2月13日、今回も竹を使い
満打ちにすることとしました。

これまでに寸法に切った竹を
窯の中に立てて並べます。

立てた竹が動かない様に
しっかり詰め込みました。

スダジイを天井のカーブに会わせて
カットし、きれいに並べます。

窯全体にきれいな形になる様
配置していきます。

煙突部分も一部を補修して
埋め込むことにしました。

2月16日、ナタで短くかく切った
細い枝を沢山準備しました。

太い丸太の上に並べ、ドーム型に
の天井の形を作りました。

5月4日、土が下へ落ちない様に
ござで覆っていよいよ窯突きです。

新しい土に古い土3割を入れ水分を
調整、石灰を入れてから十分混ぜて

厚さを見ながら窯の上に載せます。
淵から中心に向かって順に突きます。

窯の縁は厚く、中心に向かって
だんだん薄くなる様にしました。

天井部分は特に注意してフルイで
大きな固まりを取り除きました。

しっかり固まる様に、丁寧な作業を
して、納得のいく天井を作ります。

5月5日、竹串で天井の厚みを測り
ながら土を載せ突き固めました。

屋根があり、大きな道具は使えず
小型の木槌や金槌で固めました。

金槌でたたいて天井の土がへこま
なくなるまで根気よく叩きました。

焚き口もひびが入っていたので
レンガを残してきれいに土を除き

石灰を入れた土で修繕しました。
今後は鉄板で焚き口を閉めます。

2号窯の焚き口も同様に修繕完了
今後、熱い思いは少なくて済むかな。

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