2009.11.29 大洞院・久延寺
今回はソロツーリング。大洞院(森の石松の墓)と久延寺(夜泣石)に行ってきました。
当初は、久延寺〜大洞院〜SLの見える丘公園〜道の駅 川根温泉〜(時間があれば)静岡空港という予定でしたが、 雨が心配だったので予定変更し、メインの大洞院からまわり始めました。
大洞院
夕方から雨の予報だったので、時間を稼ぐ為に東名高速を使いました。
掛川I.Cを降りて国道1号に向かい浜松方面へ。「大池西」交差点を右折し、約500m先の「大池IC北」を左折し、そのまま県道40号〜県道58号(信州街道)を北上。
森町に入り、「森川橋」を渡った所で「大洞院」への案内標識が出てくるので、そのまま従って行けば到着です。
駐車場を下りてすぐ右手に石松の墓はあります
向かって左が石松の墓、右が清水次郎長翁碑です
初代墓石は御影井戸付近にありましたが、昭和18年に現在地に移されました。
昭和30年頃から、どこからともなく「石松の墓の石を持っていると"商売繁盛""勝負運が強くなる"などの噂が立ち始め、墓参者によって墓石がどんどん削られていくようになりました。
現在のものは三代目で、南アフリカ産の黒御影石でできています。
次郎長親分が石松の死を悔やんで建てたと思われる石塔。愛知県鳳来町より移転
大洞院本堂
石松が実際に着用していた旅衣装
なかなか見事な紅葉です
紅葉のトンネル。ここを登ると本堂正面
下ではお弁当を広げている人達がたくさんいました
釣鐘の下で記念写真はいかが?
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このような道をひたすら登って行き・・・↓
次の目的地、「SLの見える丘公園」「道の駅 川根温泉」に向かいます。県道58号〜県道63号(藤枝天竜線)を走り、そのまま川根に出る予定です。
この県道63号がクセモノで、地図でかなりの山道だというのを覚悟していたのですが、予想以上にキツイ道でした・・・
枯葉だらけの細い道をいつまで続くのかと思うほど登って行き、やっと登りきったと思ったら更にきついヘアピンだらけの細い道を下っていきます。 登った分だけ下りなければならないと思うと、ドッと疲れが出てきました・・・精根尽き果てました。
この道は二度と通りたくありません。
更に登って行き・・・→
やっと下りだと思ったら・・・
SLの見える丘公園・道の駅 川根温泉
県道63号線を走って行くと、そのまま「SLの見える丘公園」「道の駅 川根温泉」に到着します。
SLの見える丘公園は、残念ながら期待外れでした。道の駅では、温泉をひく為の設備があり、足湯に浸かる事ができます。 ここでお土産に「茶だんご」(525円)を買いました。
公園というか、ただのパーキングのような・・・
公園(?)についての説明が書いてあります
もっと近くに見えるのかと思いましたが・・・ちょっと遠いです
天然温泉の足湯に浸かれます
休日だからか、かなり賑わっていました
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久延寺
次の目的地は「久延寺」です。県道63号〜国道473号を大井川鉄道に沿って南下し、そのまま国道1号に出て浜松方面に向かいます。
菊川I.Cを下りて、「夜泣石」または「小夜の中山公園」に向かう看板に沿って茶畑の中(旧東海道)を進んで行くと、左手に久延寺があります。
門をくぐると、正面の本堂右側に夜泣石が安置してあります。
夜泣石は二つあり、もう一つは小夜の中山トンネル手前(島田・掛川の市境)にある小泉屋という店の横にあるそうです。 小泉屋にあるものが伝説に登場する夜泣石で、久延寺にあるのは殺された妊婦を弔うために建てられた供養塔らしいです。
伝説について調べてみると、みんな登場人物やストーリーが微妙に違っていて、どれがオリジナルなのかわかりません・・・
久延寺の門をくぐると・・・
本堂の右側に夜泣石が置いてあります
石言遺響。滝沢馬琴が伝説を元に書いたものらしいです
夜泣石。真ん丸い石です
掛川城主山内一豊が徳川家康をもてなす為に設けたという茶亭跡
境内を右へ行くと、茶亭跡があります。説明には「慶長五年(1600)掛川城主山内一豊は、境内に茶亭を設けて、大阪から会津の上杉景勝攻めに向かう徳川家康をもてなした。 関が原の合戦の後、山内一豊は功績を認められ、土佐二十万石に栄転した。」とあります。
当時、どんな話をしたんでしょうか?
夜泣石を見た後は、久延寺すぐそばの扇屋で、子育て飴(300円)を買いました。 飴は、固形の飴と水飴があります。扇屋は、土日のみ営業しています。
たまたま居合わせた隣の美術館のおじさんに、ここは平安時代から続いている旧東海道である事、有名なお坊さん(西行)がこちらに寄った際に歌を詠んだ事など、 興味深い話を聞く事ができました。また、隣の美術館には本物の浮世絵が多数展示してあるという事を聞いて興味を持ちましたが、 雨が心配だったのでそのまま帰る事にしました。帰りは、東名菊川I.Cから帰ってきました。
今回のツーリングは「歴史探訪」といった趣でしたが、なかなか面白かったので、また企画してみたいと思います。
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