誰かが家に入ってきたらしい
両親の結婚35周年を祝うために集まった4人の兄妹たちとそのパートナー。
久しぶりの一家団欒、楽しい晩餐が始まったが、何者かにクロスボウで次々と殺されていく。
パニックに陥った別荘に、ヒツジ、キツネ、トラのアニマルマスクを被った侵入者たちが襲い掛かるが・・・
中盤からの急展開で盛り上がる作品も多い中、この映画は序盤から手に汗握る展開です。
クロスボウ襲撃後にパニックに陥ってから、次男クリスピアンの恋人エリンが別人のように冷静的確な判断で危機を乗り越え、トラマスクを撲殺するシーンでは観ているこちらも思わず引いてしまう程の異常なまでのサバイバル的な強さを発揮しますが、実はサバイバルキャンプで育ったそうです。
それにしてもちょっと強すぎじゃね？とは思いますが・・・
なぜこの家族が狙われるのか？という謎は、割と早い段階で三男のフィリックスと恋人のジーがマスク集団の一味＝父親の遺産目当てだと判明するので、それ以降は謎解きの要素はないのですが、終盤には邦題の通りいくつかの「サプライズ」が用意されています。
映像的には中々ヘヴィで、個人的にはエリンが太腿に刺さったガラス片を抜き取るシーンが一番痛かったです。
ですが、フィリックスの頭をジューサーミキサーで砕いて殺すシーンと、ラストの警察官が斧でザックリ〜エンディングテーマの流れは、デッドコースターを彷彿とさせる爽やかさ（？）も感じました。
人の好さそうな警察官なので死んでほしくないのですが、斧でザックリの直前で画面が切り替わってエンディングなので、死ぬシーンを見なくて済んだのが救いです。
まあ、流れ的に絶対に斧ザックリなのですが・・・
終盤はエリンが狩られる側から狩る側になってよくあるホラー系とは一味違った展開になったのもあり、期待以上の面白さではありました。
評価
ストーリー 7 スプラッター度 7 総合評価 7
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