1976年・アメリカ

スナッフ

SNUFF

本物か?

「映画撮影中に主演女優が殺され、そのシーンが撮影されている」というので、全米各地で上映反対運動が起こり、 それが逆に宣伝効果をもたらして話題になった・・・
という恐ろしい映画です。 日本国内でも週刊誌やワイドショーなどで取り上げられ、かなり話題になったらしいです。

元々は「スローター」という映画だったのですが、あまりにショボイ内容のためお蔵入りに。
当時、アメリカではマフィアが撮影した本物のスナッフ・ムービー(殺人ビデオ)が闇で取引されているという噂が流れ、 ニューヨーク・タイムズ誌でも報道されました。 その記事を読んで閃いた映画会社の社長が、短い殺人シーンを撮影して倉庫で眠っていたスローターの巻末に付け加え、 タイトルも「SNUFF」に変更、出演者やスタッフは不明として上映。 更に、社長自ら上映反対運動を起こし、それが話題になって大ヒット・・・自作自演です・・・

とっても退屈な本編(?)が終わり、「カット!」の声と同時に、監督が主演女優に「とてもいい演技だったよ〜」などと煽てながらイチャつき始めます。
 しかし、本編の女優とは明らかに別人です。 イチャつきながら突然背中にナイフを突き立て、その後は指をちょん切ったり手首を切り落としたり・・・と、お待ちかねの殺人シーンですが、 これが明らかに作り物で、まるで安っぽいマジックショーを観ているようです。
なぜこんなのが話題に?と思ってしまいますが、「配給会社が試写を一切行わなかったから」というのが真相のようです。

評価

ストーリー 1 退屈度 10 総合評価 1

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