2006年・アメリカ

ファイナル・デッド・コースター

FINAL DESTINATION 3

生き残るには、死ぬほど悩め

ファイナル・デスティネーション、デッド・コースターに続く三作目で、今回はジェットコースターです。
2までは登場人物を含めてストーリーも繋がっていて、謎解きの要素も強くなかなか濃い内容だったのですが、 3では"死の法則"という共通のテーマはあるものの、前作との繋がりは無いに等しく、謎解きの要素も殆ど感じられませんでした。
2のキンバリーとバーク警官はどうなったのか?死体処理の謎の男の正体は?など、もっと前作との繋がりを持たせれば、より濃い内容になったのではないでしょうか?
ストーリー性よりも、どんな死に方をするか?だけが強調されたような感じで、物足りなさを感じます。

"死に様"は前作までと同様でグロ度は最強ですが、相変わらずいさぎ良い死に様なので、観ていて不快感はありません。それどころか、爽快感さえ覚えます(笑)
「選べる死に様マルチ版」という特典ディスクでは、所々に出てくる選択肢によってストーリーが変わってくるという、マルチエンディングになっています。
この特典ディスクの為に撮影したと思われる映像がいくつもあって、なかなか凝った事をしてくれます。
でも、そんな事する暇があるならもっと本編の内容を濃くしてくれよ!と言いたいです。
1、2を観ておもしろいと思った人は、過大な期待はしない方がいいでしょう。
ストーリーよりも”死に様”を楽しむ作品です。

評価

ストーリー 5 グロ度 9 爽快度 8 総合評価 6

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