1976年・アメリカ |
キャリー |
carrie |
少女の悲しい物語キャリーは、狂信的なキリスト教信者である母親に厳しく育てられ、学校ではみんなの笑い者でいじめられていますが、いつしか自分が持つ超能力に気づき始めます。ある日、女生徒にモテモテの男の子に卒業パーティーに誘われます。 綺麗にドレスアップして、みんなの羨望の眼差しを受け、見事ベストカッルに選ばれます。 観ているこっちも「良かったね」と心から祝福したくなる場面です。 そして、ステージで喜びの絶頂に達した瞬間、キャリーに悲劇が襲います。 先ほどのキャリーの笑顔が脳裏に浮かび、とっても切なくなります。本当に悲しくなります。 天国から地獄へ突き落とされたキャリー・・・この後の会場は惨劇の館と化します。 いじめっこ達には同情する余地はありませんが、かわいそうなのは相手の男の子です。イジメに荷担していたわけでもなく、善意でキャリーを誘ってこんな目に遭うなんて・・・ いじめグループのリーダーであるビリー(ジョン・トラボルタ)が、クルマでキャリーを轢き殺そうとして逆に殺されてしまいますが、とてもスカッとします。 家に帰り着いた後、キャリーは母親に厳しく攻め立てられ、そのまま悲しいエンディングへと進んでいきます。 そして、原作者のスティーブン・キングも驚いたというラストとは・・・? ホラー映画に分類されるでしょうが、ただのホラーではない一人の少女のとても悲しい物語です。 キャリーはちょっと老けて見えるなと思っていたのですが、主演のシシー・スペイセクはこの時31歳だという事です。驚きです。 評価ストーリー 6 恐怖度 5 哀愁度 7 総合評価 7 |