月一回くらいは、気まぐれに、日々のできごとなどを書いてみようかと思うけれど、
 しかし、誰かに見られてしまうという気持ちから、ここに書く文章には脚色や誇張が入りそうでこわい。
 そうならないようにと気をつけたいが、自分自身の心を素直な気持ちで見つめることが苦手なのは、もっと問題である。
 その点ご承知おきのうえ、ご覧くださるようお願いいたします。      

  2011年8月

 

      2025年  
 
4月17日
「春の野を行く」
     

 新しい靴を買った。履き古した靴を履いたまま、転んで死んではいけない、と思った。古いズボンや古いベルトが身体の一部になりすぎてはいけない、と思った。

 春の野に出て、新しいズボンに新しいベルトをして新しい靴で歩こう。 

 足下にタンポポが咲いている。柳の向こうにきらきらと水面がゆれる。図書館に新書の予約もしよう。