何年か前の薔薇の写真です。ちょうど6月の初旬のもの。
何だかあっという間に6月になってしまった。ここに書いているエッセーも、5月分を書かぬままになっていた。今日は台風のために店を臨時休業してそれに気づきました。すみませんでした。
特に仕事が忙しかったわけではありません。だから、ただ忘れていたのか。それとも、文章にしたいという感性とか気力とかが薄れてしまったのか。それは年齢のせいか。などと考える。加齢は人にとってマイナスか。
しかし、ちょっと待て。マイナスばかりではない。5月の終わりに年を取ったことを喜んだ日があった。
あれは結構ハードな1万歩の散歩コースでの出来事だった。このコースを歩くときには、休憩する場所がほぼ決まっている。登り坂の途中にあるバス停。ベンチがあるからだ。
そのベンチに座り、いつものように、家でお茶を入れた水筒を開けて水分補給をしていると、同年代くらいの男性が隣に座ってきた。どちらからともなく、バスの到着時刻について話し始めた。そのうちに、バスの話から運転免許の返納の話、若者の犯罪の話、酒の話と話題が広がっていった。
20分ほど話した後、私はバスには乗らないので失礼して停留所を後にした。それから一人歩きながら考えた。高校生の頃、大学生の頃、まだ若かった頃、バス停で見知らぬ人と会話を交わすことはできなかっただろう。中年になっても、そんな風に人と話すのはちょっと難しかったかもしれない。
それで考えた。あんな風に話ができたのは、年取ったからではないかって。警戒心とか緊張とかが緩くなったのではないかって。それは悪いことではないと思った。どちらかといえば、自分のような人間にとっては喜ばしいことだろうと。家に帰って思いました。
しかし、詐欺には気をつけようと思う。
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