化粧スレートのお宅は、築10年~15年位から、色あせや、コケなど、
屋根の汚れが気になってくる方がほとんどです。
長年家のてっぺんで、強い日差しや雨風に耐えて家を守っているのですから
汚れてくるのは当然です。
でも、汚れているからと言って機能的には全く問題はないのです。
ですが、どうしても汚れが気になる場合は、あくまでも「美観」のために塗装を
するのです。
でも塗装をすることで問題が起きます。
塗装をする職人さんが屋根に上って何度も歩いたり、自然界ではありえない高圧洗浄をかけることによって、下地材のルーフィングや屋根本体が傷んでしまい、屋根の寿命が逆に短くなってしまいます。
また、新築の時は工場出荷の塗料が塗ってあり、長持ちしますが、リフォームした場合の塗装ではもちません。
実際 私たちに葺き替えのご依頼をされたお客様は、他社で2~3回塗装をしてからの方が多いです。 皆さん口をそろえて塗らなければ良かったといいます。
こちらのお客様の例
屋根塗装 足場15万
塗装25万
計 40万x3回 =120万
屋根葺き替え(カバ-工法) 108万円
総額 228万円
初めから塗装せずに 塗装の要らない屋根に変えていた場合 108万円だけで済みます。
実際に、私達にご相談されて、点検し、状態が良いため 塗装の説明を受け、そのまま何も工事をしないお客様がたくさんいらっしゃいます。
商売にはなりませんが、お客様の不利益になるようなことはお勧めしません!
他社様では見た目が綺麗になることで塗装をされていますが、お客様が塗って長持ちすると思っているのであれば、それは正しい工事ではありません。
スレートはおよそ10~20年持ちますが、屋根の下地のルーフィング
の寿命が20年位です。
では、ルーフィングとはなんなのか?
ルーフィングとは屋根の下地の木に貼ってある防水シートです。
(ルーフィングにもまた、様々な種類があります。)
見た目は綺麗なのですが・・・ |
こちらのお宅はもともと雨漏りしていたのですが、塗装業者に依頼し、直ると言われ塗装して1年で雨漏りしました。 施工中写真をとれなかったのですが、傷んで穴の開いている部分をガムテープのようなもので貼り、その上から塗料を塗ってありました。 これでは当然 直ぐに雨漏りしてしまいます。 |