屋根のコケや汚れが気になるとの事でお電話を頂きました、お伺いしますと、ある業者さんにこのままでは雨漏りすると言われたそうです。
どうやら悪質な訪問販売員のようです、訪問販売が全て悪くは無いと思います私も訪問した事もありますしリフォームの営業をしようと考えれば既存の住宅に直接伺う事が一番早いと思います、でもごく一部の詐欺まがいな営業の仕業で訪問する事が悪い事のような世間の流れになってきている事も事実です。見極めは難しいと思いますが車のナンバーが県外だった時には考えた方が良いのかなと私は思います。
今すぐに雨漏りの心配も無いし塗装の必要も無いとの報告をさせて頂きましたが、丁度この時国土交通省の長期優良化事業の補助金が受けられる制度がありましたので、そのお話と築後20年経過している事からも重ね葺きをご提案させて頂き後日にご契約を頂きました。
既存の屋根に直接、合板を敷き詰める工法なんですがデメリットとして屋根が重くなってしまうという事があります、でも屋根全体に重さが分散されるので太陽光発電や太陽熱温水器の取り付けに比べれば一か所にかかる重さはかなり少ないです、それよりも屋根材を剥がす時の下地への負担や処分費、断熱効果の向上などメリットの方が大きい工法だと思います。
このグレーの部分が新しい下地材です、ほとんどの家はこの下地材で雨漏りを防いでいます。 寿命は約30年と言われていますが、この下地材を新しくすることが、とっても重要なんです。 塗装では見た目は綺麗になりますが中身は変わりません。 変わらないだけなら良いのですが、工事の際にこの下地材を傷めてしまう事も考えられます。
木製の破風板はお手入れが大変です二階の部分は足場が必要な為、経費も掛かってしまいます。
本来ならば雨樋も外して板金を取り付けるのですが今回は経費削減の為、樋で隠れない雨風にさらされ易い箇所のみを、防腐剤を塗りさらに加工したガルバリウム鋼鈑で被せていきます。
今回外壁には目立った損傷は無かったのですが、折角の全面足場があるうちに塗装はいかがですか?お知り合いの業者さんがいらっしゃるなら、そちらに頼んでも大丈夫ですけど?とご提案しましたら、なんとご自分でやってみるとのお答えで急遽、塗料専門の建材屋さんに素人さんにも塗りやすい塗料を聞き私達は材料のみご用意させて頂きました。
塗装の仕上がりも綺麗でビックリですが、全体の費用も補助金や塗装工賃の省略によってビックリな価格になってます、お施主様の工事が一番大きいんですけどね。