投稿作品(3) 「想い」
今日は9月23日、可憐のお誕生日です。
だから可憐、昨日お兄ちゃんにメールで可憐のお誕生日に来てくださいと送ったら、「わかったよ、明日は可憐の家に行かせてもらうよ」ってメールで送られてきたので、だから可憐は今、お誕生日会の準備でちょっと忙しいです。
だって、お兄ちゃんが来るんだから、お部屋はピカピカにしなきゃいけないし、お兄ちゃんにおいしいお料理を食べてもらいたいから、お母さんにお料理も習わなきゃいけないから
でも、可憐、がんばりすぎちゃったのかな??
お母さんに「まったく、今日は誰の誕生日なのかしら」って笑われちゃった。
だけど、せっかくお兄ちゃんが来るんだから可憐はおもてなしをしたいんだもん。
それでお母さんが出かけちゃって、可憐が一人で、キッチンでお料理を作っていたら、玄関のチャイムがなって、お兄ちゃんの声が聞こえてきます。
玄関に行ってドアを開けるとお兄ちゃんがいて、そ、その、可憐、うれしくなっちゃって、お兄ちゃんに飛びついちゃった。
お兄ちゃんはちょっと困っていたけど、可憐、お兄ちゃんが来てくれて、うれしかったんだもん。
それから可憐達はリビングに行き、可憐が作ったお料理を食べました。
でも、可憐、お料理がおいしくできたかちょっと心配だったんだけどお兄ちゃんの次の一言で心配なんて吹っ飛んじゃった
「可憐、おいしいよ」
よかった、お兄ちゃんがおいしいって言ってくれて、それなら可憐、また、お兄ちゃんのためにがんばって作りますね
そして、バースディケーキを食べているとお兄ちゃんから、ちょっと大きめの箱を受け取りました。
そう、それは可憐への誕生日プレゼントでした。
可憐が開けてもいい??と聞くと、お兄ちゃんは「もちろんいいよ」と答えてくれたので、可憐は、はやる気持ちを抑えて箱を開けました。
その中にはクマちゃんの人形が入っていました。
お兄ちゃんは「ちょっと子供っぽかったから、気に入ってもらえるかな」と言っていたけど、大丈夫だよお兄ちゃん、だってこれはお兄ちゃんからのプレゼントだもん、可憐が世界で一番好きなお兄ちゃんが選んでくれたものだから、可憐にとっては一番うれしいプレゼントだよ。
だから可憐はそんなことないよ可憐、とってもうれしいですと言ったら、お兄ちゃんは笑ってくれました。
それから、お兄ちゃんとおしゃべりをしたりしながらすごしていたら、あっという間にお兄ちゃんが帰る時間になってしまいました。
可憐は泊まっていって欲しかったんだけど、お兄ちゃんはこれ以上迷惑をかけれないからって、帰ってしまうそうです。
だから可憐、お兄ちゃんに来年の誕生日も絶対に来てくださいって言ったら、お兄ちゃんは笑いながら「わかった、来年も来させてもらうよ」って言ってくれました。
お兄ちゃん、来年も、ううん、これからずっとずっーと、可憐の横で可憐の誕生日を祝ってくれるのはお兄ちゃんだけなんだよ
可憐、待っているからね
投稿者;JUN 様