2007年 夏、親父の葬儀も終えオイラの頭の中も少しずつ整理が出来るようになってきたころ
ふと車庫の片隅にとめてあった親父のポンポン(原付二種のバイク)に目が留まり この日初めて触れてみました。
全走行距離 1,100km(1,000km走行時にオイル交換済み)。
2ヶ月以上もほったらかしでしたので薄っすらホコリはかぶっていましたが細部にわたり手入れされ、おまけにタイヤ・ワックスまで
かけてありましたよ。
人生って1回きりなんですよね。
だから 「親父はどうだったんだろう?」 なんて考えないようにしています。
何故ならあの人 そのたった1回きりの人生で こんなアホ息子(三国一の愚か者)を持っちまったんですから。
ほんの短い間でしたが親父が楽しそうに乗っていたこのポンポン。
売り払ってしまう気にもなれず かと言って車庫の片隅でホコリをかぶった姿を見るのも辛い。
「やはりオイラが乗ってやる事、これが一番の供養かな?」と無理やり理由をこじ付け 12年ぶりとなりましたが またポンポン人生を
歩む事に決めました。
P.S.
供養する前に孝行しましょうね! (こんなこと言える立場ではありませんが・・・)
このマシン(親父のポンポン)、後ろにちっこい”もみじマーク”のシール付きで ちょいと爺くさいスタイルだけど 軽くて小回りは利くし
けっこう気に入って乗ってま〜す。
”さあ・・・ 次は何処へ行こうか?”
” 墓地で流される涙のうち何より苦いのは、伝えなかった言葉や成さなかった行いを悔やむものだ ” |
〜 HARRIET ELIZABETH BEECHER STOWE 〜 |