■遠足の続き 紅葉の山へ 奥秩父・瑞牆山 2008.10.26 高校の同級生。今年の初夏から小さな再会があり、夏のBBQで輪が広がり、有志で「登山をしよう」ということになった。手頃で紅葉が楽しめることから瑞牆山(みずがきやま)を選択した。今回の参加者は某製紙会社社長・パピルス林氏、某塗装会社社長・ジャンダルム田杉氏、某県職員・チョモランマ井口氏と私・K2小川の4人。肩書きだけをみると接待登山のようだ。さてさて、ここからどんなお食事券いや汚職事件に発展していくのか・・・(笑) 午前5時、我が家集合。遊びのときは皆クロノス(時の神)になる。林氏の営業車で出発。R139号を北進、精進湖から甲府に抜け、R20号・交差点で下り、茅ヶ岳広域農道に入る。この道は信号がほとんどなく快適だ。塩川を渡った先の丁字を右折、ラジウムラインに入る。みずがき湖で左折し、黒森方面から瑞牆山荘前に出る。無料駐車場は3分の1ほどの入りだった。 車外は気温が低い。皆フリースを着用する。すべてユニクロ製らしく、諸氏の経済状況がうかがえる。山荘前から登山道に入る。道は以前にも増して土砂が流れ、深くえぐられている。その縁に新たな道ができている。オーバーユースを自覚し前に進む。大岩が見え始めると紅黄葉が楽しめる。深色の紅黄葉はきれいだが、その中途であろう色も春の萌黄を思わせて趣がある。傾斜がやや増し、しばらく話し声が途切れる。林道に出て小休止する。ここから登山道ではなく林道を行く。しばらく歩くとアメダスがあり、前方に目を向けるとこれから登る瑞牆山の奇岩群見える。初めての人にはこのコースをオススメする。
大きく迂回しながら緩く登ると林道が尽きて登山道に戻る。急登となるが10〜15分で富士見平小屋に着ける。ここまで4人とも順調である。小屋付近にいるのはほとんどが瑞牆山行きだ。小屋横を少し上がり、樹林の斜面を下っていく。この道は針葉樹が多く、色の変化は乏しい。小さなアップダウンを繰り返し、小川山分岐を過ぎると一気に天鳥川まで下る。雷光型に割れた桃太郎岩(今のガイドブックにこの名はない)の横を階段で上がる。沢の縁につけられた道を登る。いくつかある枝沢出合はすべて右に見送る。このあたりから2人ずつ前後に分かれるようになってしまう。シャクナゲが目立つようになったら振返る。高見に金峰山・五岩がはっきり見える。天候は回復か?頂上直下で更に傾斜が増し、休憩が多くなる。雲にかかったか小雨がおちる。岩間をかじくり上がり、大岩が覆い被さるように見えれば頂上は近い。ロープ、新設された梯子で難なく瑞牆山(2230m)頂上に着けた。雨はないが曇りで日本アルプスを拝むことは出来なかった。風を避け、一段下がった木陰で昼食。すると林氏がワインのミニボトルを取り出し、これで乾杯となった。昼食に40分ほど費やし下山となった。直下の分岐から黒森方面に。この道は歩く人が少なく、やや荒れている。沢に出るまでの急下降では濡れた木の根に何度も足を滑らせた。渡渉点を過ぎ、右岸に渡ると鎖の手すりがある木橋が現れる。今シーズン整備したものだろう。少し歩くと不動ノ滝に着く。ここが林道までの中間地点。木橋で左岸に渡り、30分ほどで林道終点に着く。ここから駐車場まで林道を1時間以上歩かなければならなかった。 |