K2小川は夏休み最後の土日に甥っ子・SHOOT小川と自由研究の登山を行った。以下はSHOOT小川の自由研究のレポートです。(多少修正をしています) では、始まり始まり… ■八ヶ岳に登って 1年2組 SHOOT 小川 1. 研究の動機 2. 研究のねらい 3. 研究の方法 4. 観察の結果 1泊2日、二人でのテント泊の持ち物はかなり多く、重くなる。これを50リットル(カズちゃん)、 35リットル(私)の登山ザックに分けて詰める。 (2)登山計画書 (3)山行記 朝は回りがザワザワするので起こされた。カップめんとコンビニおにぎりの朝食を食べ、身じたくをして出発した。天気はくもり(天気予報ではくもり、空気が不安定)で少し不安。カズちゃんがいうには「暑くなくてイイ」とのこと。歩き始めはジャリの林道でおもしろみがない。道ばたの木を見ると普通の木の中に幹が白いのがある。これはダケカンバ(白樺に似ている)という少し高いところに生える木だそうです。回りの木もシラビソ、ツガなどの針葉樹であることも看板で知った。1時間くらいで美濃戸に着く。ここは柳川北沢・南沢が合流するところ。南沢方面に進む。小さなダムを越えて、本格的な山道になる。山道の近くにむらさき色の花が目立つようになる。ホタルブクロ(キキョウ科、写真)という夏の花で見ごろは過ぎているそうです。石のゴツゴツした道は歩きにくく、底の厚いトレッキングシューズを借りてきてよかった。急坂でドンドン登って行く。今度はホタルブクロより濃いむらさき色の花が目立ってきた。これはトリカブト(キンポウゲ科、写真)という秋の花で根に毒があるそうです。何度か沢に近づいたりはなれたりして高さをかせいで行く。
このあたりから下山してくる人とすれちがうようになる。するとカズちゃんはその人に「おはようございま〜す」と声をかけた。その人が「おはようございます」と返す。少し歩いて、「さっきの人、知ってる人?」と聞くと「知らないよ。でも山登る人は知らない人でもあいさつをするんだ」と答えた。よく聞くと、声や顔色を見て非常時を感じたり、山上の情報を交換する意味でやっているとのこと。そして、すれちがうときは基本的に「登り優先」なのだそうだ。でも実際は、登る人がすれちがいのとき小休憩をして、下る人が優先されることも多いそうだ。急な登りが終ると白河原(しらつかわら)と呼ばれる水のない河原に出る。ここからはアップダウンは少なくなり、少しでキャンプ地の行者小屋(ぎょうじゃごや)に着く。小屋前からの景色はなかなかスゴイ!右から阿弥陀岳、中岳、赤岳、横岳とゴツゴツした変な形をした岩だらけだ。テントを張り、荷物を軽くする。最低限の持ち物をひとつのザックに入れて、赤岳に向かって登り始めた。小屋前から樹林に入っていく。高さをかせいで行くと木の高さが低くなってくる。急坂にかかる金アミの階段が現れるあたりから地面にへばりつくように生えているマツだけになる。ハイマツというマツで雪が多く、風の強いところに生えるそうだ。その道のちょっと先はすごいガケで赤岳の頂上のすぐ下から赤茶色に落ちている。金アミの階段を終って、斜面を斜めに登って分れ道に着く。左折して尾根の南側を進む。この道には白いトウヤクリンドウ(リンドウ科、写真)やツメクサが生えていた。キレットからの道が合わさったところから危険な道になる。すべりやすい岩にはクサリが付けられている。でもクサリは補助的に使うだけで「基本的にあしで登れ!」なんだそうだ。カズちゃんは私を気にしながらもスイスイ登る。私はチョットすべってクサリに振られてしまった。高さ50mくらいをクサリと鉄ハシゴに助けられて登りついたのが赤岳・南峰(2899m)だ。標柱と祠(ほこら)がある頂上には多くの人が休んでいた。写真をとって頂上小屋前に移動して昼食となった。雲で景色は見られなかったけど「やっと着けた。やり終えた」気分はなんかうれしかった。
ところがちがった。下りになると登りのようにはうまくいかなかった。バランスがとりにくくなって、すべってしまう。足元がグラグラして石を落としてしまう。石を落したときには下の人に「落(ラクッ)!」と大きな声でおしえなくてはならない。いろいろなことを考えながら下るので、すごく疲れた。赤岳天望荘を少し北に歩いたところに分かれ道があり、地蔵尾根というところを下る。ここがまたすごかった。尾根というよりガケを下るようところで「落ちたらタダじゃすまない」ところをクサリ、鉄バシゴ、鉄階段で下る、下る、下る。ふとももの前の筋肉がはってくる。やっと行者小屋に着けたときにはかなり疲れた感じがした。 夜には雨がふったけどぐっすり眠れた。下りに不安があることを考えて、今日の予定は変更して来た道を下ることにした。しかし、「下りが苦手」の意識があるのか疲れているのかなかなか調子が出ない。夜の雨でぬれた石や木の根ですべる。疲れでうまく止まれない。昨日と同じでなかなか対応できない。結局、下り方をマスターできずに着いてしまった。 登山時間の記録
(4)分かったこと、疑問に思ったこと 5. 研究のまとめ 6. 感想 |