■なんとも遅い シーズン初山行 愛鷹山系・前岳〜位牌岳 2012.04.29

なんだぁかんだぁ理由をつけては山行をしないでいた。陽気も良くなってウズウズが高まって、GWの頭に地元の名山・愛鷹山系を登ることにした。

空模様を見ながら富士宮の自宅を出発。勢子辻を抜け、裾野に入ると程なく渋滞に出くわす。サファリパークの開門を待っているのだ。その先の交差点にも渋滞が起き始めていた。それを横目に県道を下り、愛鷹山登山口に着いた。駐車場には地元ナンバーの車が3台だけ。皆さん遠くへお出かけなんですかね?

身支度を整え、いつもより念入りにストレッチして出発した。おや、大沢までの林道が変った?どう変ったか分からないが変ってる。大沢を渡り、工事用に整備された林道を進む。駐車場から40分ほどで前岳への分岐がある。名前のわからない沢を遡って行く。傾斜はそれほどない。突然「第二釜跡」という石積みが現れる。何の釜?謎のまま先に進む。谷筋に桜とツツジが並んで咲いていた。アシタカツツジ?遠くて確認できなかった。小さな看板が現れ、尾根に取り付く。これがズッと急登。息は上がるが、ロープや鎖はなく、踏み跡はしっかりして歩き易い。細かくターンをしながら尾根を外さず登って行く。稜線が近づいてきた。ひょいと平に出る。そこが前岳(1336m)頂上。


 林道の分岐。ちと見つけ難い


尾根の取付き。道標の角度が…


第2釜跡。何の釜?


前岳頂上。ひとりぽっち


アシタカツツジ?


前岳からの位牌岳

人気はない。疲労感はまったくなく、小休止だけで位牌を目指す。この前岳〜位牌岳間の稜線はなかなか良かった。緩いアップダウンで愛鷹らしいやせ尾根を進みます。越前岳と宝永火口を見せた富士山が並んでイイ画です。位牌岳(1458m)頂上には・・・誰もいない。写真撮影しただけで下りにかかる。鋸岳方面は急下降だ。手を使わなければならない。ロープは使わなかったが、悪場の鎖は使わなければ下れない。20mほど垂直に下降、その後は外傾した足場を鎖に沿ってトラバースする。ここが終れば安心。鋸岳との鞍部が北沢の下降点、小さな看板がある。沢の上部は涸れ沢を進む。白ペンキや赤リボンを探しながら進めばコースを外すことはない。水音が聞こえてくると大沢との出合は近い。大沢の左岸に上がったところが第一ケルン。ほどなく林道にあたる。ここまで来て、今山行初めてハイカーに出会う。


青空と越前岳と富士山


北沢の下降点


位牌岳頂上。ひとりぽっち


北沢下降点
ここから先が難所・鋸岳です
最初が最難関、脆い断崖です
勿論、行きません


位牌岳から鋸岳方面


新し目のペンキ道標

約4時間半で周回終了。軽いザックだったので脚には取りたてて問題なし。背負う荷物を増やしながら、あと数回5時間程度の山行をして、夏のテント山行に備えよう。

  TOP-PAGEへ