■春爛漫 海と山が融ける 由比・浜石岳 2010.04.25

冷たい雨がようやく止んだ。さあ、山へ行くゾ!今日は電車利用で由比・浜石岳を登る。ここは高校2年のとき遠足で来ている。ということは20数年振りということになる。標高707mだが海沿いの由比駅からだから標高差は700mだ。

由比駅に降り立つ。野外センターまでずっと車道を歩くことになる。桜海老通りを東へ戻る。左折して旧国一に出る。成田山のお堂がある交差点を山側に折れる。指導板が整備されているので迷うことはない。新幹線を越えると民家が途切れる。みかん畑の中をコンクリート舗装の道が伸びる。そんな中に花栽培をしているハウスがあった。通り沿いに小さな無人販売所、丁寧な扱い方が表されている。


山ん中、薔薇の無人販売

「浜石岳を愛する会」が到る所にポールや道標を設置してくれている。たしかに良い山、良い環境だ。愛したくなるってもんだ。

みかん畑が途切れて植林の道になる。センター直下でショートカットの土の道を選ぶ。ひと登りでセンター上に着く。ここからの眺めは美しい。軽〜く春霞がかかってイイ感じ。ここまで車道を歩いているのは私ともうひとりだけ。多くはここまで車で来て頂上に向かうようだ。頂上へは反時計回りに緩く斜上して行く。薩た(つち辺に垂)峠への分岐からすぐで浜石岳(707m)頂上だ。開けた芝生の頂上からの眺望は抜群だ。アルプス方面は雲で隠れているが、富士、愛鷹、伊豆、美しい駿河湾とその海岸線 と長く見ていた。海は凪の状態でローアングルで見ると山と海が融けるような錯覚がある。


浜石岳からの富士山


駿河湾の海岸線


春霞 海と山が融ける

下山は分岐まで戻り、さった峠方面に下る。登りの道より険しいが架けられたロープは使わなかった。但沼への分岐を右に見送り、暗い植林帯を下って、分岐を西山寺方面に下る。この道は作業用の杣道で幅が30cmほどしかないところもあった。あまり歩かれていないコースにようで蜘蛛の巣に悩まされた。ほどなく放置されたみかん畑跡が現れ、コンクリート舗装の作業道となる。やがてアスファルト舗装に変り、民家が現れる。朝来た道に合わさり下山は終了となる。

ここの眺望はすばらしい。「今日はいい天気だな。ちょっと行くか」って感じで家族で来るといい。車で野外センターまで来て、1時間かからず頂上に立てる。超オススメです。


 TOP-PAGE