■西村京太郎記念館   2009.11.01

トラベルミステリー作家として知られる西村京太郎。文庫本の刊末に「西村京太郎記念館」の知らせがある。湯河原の自宅隣にあるという。湯河原の散策を兼ねてちょっと行ってみた。

富士宮からJRに揺られて湯河原駅に着く。時刻が早いこともあってか下車したのは数人たっだ。しかし、駅前の土産物屋はシャッターを開け、活気のある感じだった。不況のせいで近郊の観光地は賑わいを取り戻しているのかもしれない?メイン通りを温泉に向かって歩き出す。在来線、新幹線のガードをくぐると五所神社がある。山の斜面に建てられた神社で、祭神はアマテラス、スサノオ、イザナギ、イザナミ、ニニギ、ホホデミなど9柱ありメジャーどころばかりだ。七五三の家族で賑やかだった。道は山裾を回り込みながら緩く登って行く。歩道が整備されイイ雰囲気の道だ。温泉街に近づくと道は狭くなり、昔ながらの温泉街が残っている。「独歩の湯」という足湯施設に入ろうと思っていたが有料なのでやめた。


神様てんこ盛りの五所神社


昔ながらの温泉の町並み


記念館(白)と自宅(茶)

千歳川沿いに駅方面に戻る。温泉施設が途切れたところに「西村京太郎記念館」がある。隣には「矢島」の表札、西村の自宅で記念館の5倍くらいの容積だ。1階はティーラウンジで、掲示板に「先生は13時半頃に来店予定。直筆サインがもらえます」といった旨の表示があった。3時間以上待てないので2階展示室に上がった。入館料500円也を払って入る。展示スペースは20畳ほどで中央に鉄道ジオラマがあり、壁にノベルズ版の著書や直筆原稿などが展示されている。案内ロボットまである。興味深く見学したが20分が精一杯だった。「西村京太郎に遭える」が最大の売りのようだ。ちょっとガッカリで湯河原駅に戻った。


鉄道ジオラマ


展示場。手前は案内ロボット


直筆原稿などなど

次は「浅見光彦の家(軽井沢)」かな?

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