■岩壁の花束  荒船山、奥秩父・国師ヶ岳 2009.09.21〜24

2日目後半
榛名湖を後にして県道を下る。途中、榛名神社をチョットだけ見学。先で右折して松井田に向かう。この県道が快適ですれ違う車はあってもバックミラーに映る車影はなかった。R18号をつっきり、県道で下仁田に向かう。0日目に走った道だ。ここでも車少なだった。R254号に入り、しばらく進むと「荒船の湯」があり、サッパリし、明日のための給水もできた。峠に近づくと明日登る荒船山の垂壁が迫ってくる。ワクワク。内山トンネルを貫けた直後に旧道入口がある。旧道のヘアピンカーブを登ったところに内山峠。帰り支度の登山者に山の様子を聞くと「往復5時間、キツイっすよォ」とのこと。キャパ20台ほどの駐車場に車をとめ、明日に備える。(車中泊)

3日目
朝起きると私の他2台車が止まっている。混雑する前に登ってしまおう。荒船山の岩壁基部までは支尾根を巻きながら緩やかに登って行く。よく歩かれた道で木道や階段が多少朽ちているが問題はない。朝日を透す疎林が美しい。一枚岩を穿った修験道場を過ぎると道は険しくなる。一杯水の先から艫岩(ともいわ)に取り付く。岩場を15分ほど登ると「艫岩西端」の看板があり、あっけなく頂稜に着ける。(どこが「キツイっすよォ」だ?)平坦な疎林の道を進むと避難小屋のある艫岩展望台に出る。数日前に「クレヨンしんちゃんの作者、遭難」があったところらしい。絶壁の縁に花束が手向けてあった。


どうしてこんな場所で
休日ならばありえなかった?


頂稜部はこんな感じの平坦路


経塚山に目立った標識
などはなく、祠があるだけ

荒船山最高所・経塚山を目指す。登山道はテーブル状頂稜部の中央に付けられ、絶壁は拝めない。平坦な道を20分ほど行くと分岐があり、10分登れば経塚山(1422m)だ。ガスと木立で眺望はない。短い休憩後、下山を開始。展望台に戻ると10人以上の人で賑っていた。その後、下山路でも多くの登山者とすれ違う。駐車場に戻ると車でいっぱい。車道にまで車が溢れていた。アクセス、歩行時間、ネームバリューどれも手頃で人気があるのだろう。しかし、私の「第二登」はないだろう。

3日目後半
1日余ってしまったので「車で近くまで行ける山」を考えた。そしたら、ありました!国師ヶ岳。大弛峠から40分で行ける。「コ・レ・ダ!」

内山峠からコスモス街道を下る。途中、「コスモス祭り」なるものが催されていて、それなりに賑っている様だった。佐久からR141号で南下。野辺山手前で左折する。このあたりの田園風景はいつきても美しい。高原野菜発祥の地・川上村の畑で車を止め、清らかな空気の中で読書をして時間をつぶす。頃合いを見て出発。千曲川を遡り、川上村・秋山で小川山方面に折れ、川上・牧丘林道に入る。この林道が手強く、ダートを40kmほど登らなければならない。ようやく大弛峠(2360m)に着くと舗装された駐車場が整備されているではないか。なんと山梨側は完全舗装路なのだ。まあ、しょうがないか。(車中泊)

4日目
グッスリ眠れ、体調万全、朝飯がウマイ!身支度をして登山道に入る。最初から木階段だ。下にえぐれた旧登山道があるらしい。地面を殆ど見ることなく高度を上げていく。西側が開けて朝日岳、金峰山が見える。階段が尽きるとそこが前国師ヶ岳で大きな看板がある。そこから下ったところに奥北千丈への分岐があり、直進する。次ぎの岩のピークが国師ヶ岳(2592m)だ。東西に奥秩父の主脈が見える。分岐までもどり南に10分ほどで奥北千丈岳(2601m)に着く。奥秩父の最高地点だ。来た道を戻り、峠に下りた。全行程2時間の楽々登山だった。


登山道から金峰山方面を望む


前国師ヶ岳


分岐にある鉄の芸術

その後、10時前には山梨県・石和まで下ってきた。日帰り温泉が開くのを待って、ゆっくり身体をほぐした。まあ、それほどの疲れはなかったが・・・。

4連休の最後にサッカーJ2第41節甲府vs仙台を観戦して締めとした。

ナンカイイカンジ だったかな?


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