■神社仏閣めぐり   国道139号 沿線  2009.05.03

世間では「GWも後半…」なんていってますが、私のGWは今日から。近辺の主要道路は8時頃から混み始めている。陽気もイイし、渋滞知らずの自転車で神社仏閣廻りをした。

自宅を出て東に向かう。10分ほどで悪王子神社に着く。所在地・阿幸地の由来となる神社で祭神は「火之御子神」。噴火を鎮める神らしい。戸隠では火之御子神=天宇受売(アメノウズメ)とされているんだが…?文献によると旦那さんの猿田彦も合祀されているようだ。国道139号に出て東進、小泉若宮交差点を右折、南進する。若宮南交差点を左折して200mほど行った先の左手に若宮天王社がある。社はシャッターの中で「関係者以外立入り禁止」とのこと。何があったのだろう?


趣のある悪王子神社


略記は見当たらなかった


虚しい感じの若宮天王社

細道を南進して国道139号に戻る。市境を越えてすぐに白山神社がある。ここは平成10年に修復したばかりで綺麗だ。これまで見てきた社殿・拝殿の多くはモルタル製やトタン葺きであった。地域の信仰心がうかがえる。祭神はイザナギ、イザナミと菊理媛神。3柱目の菊理媛神が興味があるところだ。

菊理媛神(ククリヒメ)
日本書紀の一書に一度だけ出てくる謎の神。黄泉でイザナミの変わり果てた姿を見て逃げ出したイザナギ。黄泉比良坂(よもつひらさか)で追いつかれ、イザナミと口論になる。そこに泉守道者が現れ、イザナミの言葉を取継いで「一緒に帰ることはできない」と言い、菊理媛神が何かを言うと、イザナギはそれを褒め、帰って行った。菊理媛神が何を言ったかは書かれていないが、イザナギとイザナミを仲直しさせたとして、縁結びの神とされている。ケガレを払う神格ともされる。

神名の「ククリ」は「括り」の意で、イザナギとイザナミの仲を取り持ったことからの神名と考えられる。他に、糸を紡ぐ(括る)ことに関係があるとする説、「潜り」の意で水神であるとする説、「聞き入れる」が転じたものとする説などがある。


綺麗な白山神社


白山神社略記

神社横に富士市が整備した散策コースが紹介されていた。そこに「手無観音」があった。参拝していた地元の方に場所を聞き、向かう。南進してJR身延線近くにお堂があった。案内板によると「猟師が網にかかった片手のない観音様を持って帰る途中観音様が等身大になったのでこの地にお堂を建てて信仰したところご利益があった」とのこと。ん〜ん、実に面白い。再び国道139号に戻り、東進する。国道沿いにも小さな山神社や八幡宮が点在する。厚原地区に来ると曽我兄弟関係が多くなる。曽我寺、曽我八幡宮、玉渡神社、虎御前の腰掛石などだ。機会があったら詳しく調べてみたい。今日の所はこれくらいかな。休憩のため友人S氏宅へ向かう。いつものアポ無し訪問だったが快く招じてくれた。数時間過ごした後、近くの三日市浅間へ行ったが縁日に当たり風情も何もあったものではなかった。脚を伸ばして富士・駅南の友人T氏宅に寄り、ポタリングを終了した。

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