| 4/28日に再調整した 燃料計だが、既にズレた。 本来なら、1/2の位置。 これは、針の差し込みの緩みではない。 ( 因みに液温の方は、差し込み時のズレが若干有る )
おまけに、ACC ON → OFF後に、この動き ......
https://youtu.be/kdn6Oz4JFmo
ステッピングモーターの不具合ではないと思う。 フューエルセンダーからの電圧を入力 〜 ステッピングモーターへパルス波形を 出力する過程の何処かで、不具合が有る。 針が5秒程ダンシングしているので、フローティングしている箇所が有るか、電源が落ちた時 コンデンサーの電荷が抜けるまでの間、制御ICの出力が不確定になっているかのいずれかと推測する。
OBDで液温と燃料残量を表示するモジュールを作れば、このメーター表示を気にせずに済む。 さて、どうするか ? まずは、面倒だがメーターをバラして見てみる事にする。 ( 直らなければ、OBDに移行する
ここまでバラして、この面の反対側を見ようとしたが、化粧板が有る。化粧板を外すには、ステッピングモーターを外さねば ならない仕組み。 その為には、ステッピングモーター脇の白い爪を両側に開きつつ、モーターを引き抜く必要がある。 なんて、変な構造なのだろう。 メーカーは不明だが、フランス製 ...... ああ、奴らの造る物は ......( 納得 モーターが壊れた時を考えたのだろうか? 信頼性の有るモーターを選択して、半田付けした方が良いのだが。
まずは、この面で追える所まで追ってみる。 モーターの端子(3端子)の接続先は、中央に有る IC L9143。 データシートを探すが既にディスコンで、Web上でも見つからない。 まあ、これが制御ICで有ることは間違いはない。 しかし、3端子でステッピングモーターは制御出来ない。 最低でも4端子は必要。 となると、サーボモーターなのか ?
まず、ICの端子を見ると解るが、半田が乗っておらず端子表面がゴツゴツしている。 そして、モーター端子の端子は、基板上で使う 差し込み式の接続端子。 基板裏面には、差し込まれる雌端子がある。
まず、メス端子に接点復活剤を流し込み、差し込まれたオス端子をピンセットで摘まんで、矢印で示した様に動かす。 これで、接点の洗浄になり、接触不良は無くなる。 出来れば、四角で囲った端子にも半田を流し込んでおくと良い。 IC端子は、半田を乗せた後、アルコールで洗浄した。
確実に、モーターとICが繋がったかは、テスターで導通テストをして確認する事。 表面の化粧板を外さないと、回路は追えないが、コネクタ端子は見える。 下写真は、半田を流し込んだ後、洗浄した状態。 その前の状態は、フラックスが残っており、半田も十分乗っていない状態だった。
このブルーコネクタは、 http://web.thn.jp/nomusan/page209.html を見てもらえば解ると思うが、重要な信号が 来ている。
下写真の黄色丸が、フィーエルセンダーの入力端子。これに繋がる、平滑化コンデンサーと抵抗にも半田を流し込んでおいた。 因みに、ブルーコネクタの手前側の端子は処理をして置いたが、奥側の端子は処理をしていない。 一見で、半田が少なく フラックスが残留している事が解るだろう。
さて、動作試験に入る。 回路図を見ると、 ブルーコネクタの 1番 : 12V 、 9&24番 : GND 、 5番 : フィーエルセンダー となっている。
電源、GNDを繋げて、モーターの制御端子にはオシロのプローブを繋げる。
フィーエルセンダーの代わりとして、500Ωの可変抵抗を繋げる。 本来のセンダー抵抗値は、 エンプティ状態 : 282Ω フル状態 : 59Ω となっている。
電源を入れると ...... 何やら ピーピーと警告音が鳴る。 恐らくは、CANを繋げていないし、他の信号も繋いでいないので 異常と判断しての警告音だろう。 後でVCDSを繋げた際、エラー履歴は凄いことになっていると思う。 まあ、ここまでやってしまったのだから仕方がない。
可変抵抗を、59Ω → 140Ω → 282Ω と、変えてみる。 針は、その都度所定の位置で止まる。
その際、IC L9143の制御波形が下。 制御周期は変わらず、63.5μs。 変化するのはデュティーで、エンプティが最小( パルス幅が短い ) 、フルが最大( パルス幅 が長い )となっている。 しかも、波形は止まる事無く出続けている。 やはり、このモーターは、ステッピングではなく、サーボモータだ。 反応は早いが、位置合わせ精度はステッピングモーターと比較すると劣る。
< 燃料残量 : フル >
< 燃料残量 : 半分 >
< 燃料残量 : エンプティ >
最後に、フィーエルセンダーに模した、500Ωの可変抵抗を回して針の動きを見たのが下の動画。 回し方が雑なので、スムーズに針は動いていないが、稼動範囲内を動いている事は解る。 これで、正常復帰かな。
https://youtu.be/bFJFmqnudcA
< 後記 >
メータを車に実装して、VCDSを繋げて インスツルメントのエラーを見ると ..... やはり、凄い量のエラーが残っていた。 見るのも嫌なので、確認せず即クリア。 全て消えたのだが ...... あん ? イモビ エラーの表示が灯っている ! これは、ヤバい。 イモビライザーの項目でエラーを確認すると、通信エラー ? エンジンが掛からないのか !? エラーを消そうとしたが、 初期化 ? と出たので止め。( 何が起こるか解らない VCDSを閉じると、イモビ エラーの表示が消えている ?? エンジン掛けると普通に掛かった。 一体何が起こったのか、不思議。
それと、これも気になっている。 メーターの化粧板の間から見えた、LCDの端子状態。 フラックスの残量が尋常でないし 半田が汚い。 これは、修理した形跡だ。 もうメーターは搭載してしまったし ...... 記憶に留めて置こう。
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