AUDI TT A


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2024年05月08日
プル ロッド破損

        ガレージから出そうと ” P ” から ” R ” にギアを入れた時、 ノブが スッポ抜けた !
        ノブからは、プル ロッドが垂れさがっている  .......  呆然として、ただノブを見つめた。 ここ、折れるか !?
        折れ口を見ると、斜めになっている。 と言う事は、過去に捩じられてダメージを負ったのか。 想像するに、ノブを交換しようと
        普通のノブ構造( シャフトにネジ止め )と勝手に考え、ノブを回したがビクともしない、そこで渾身の力を掛けたが回らない、で中止。

        さて、これは困った。 このままじゃ前進も後進も出来ない どうしようか  ....  と考えている 車の横には  .....
        ” ご飯くれ ”  と、 グータローが  .....  はいはい 、 ご飯ね .... お前は脳天気で良いね。








        プル ロッドの中心には別の材質が有り、その先端部から折れている。 
        確か、プル ロッドを交換するには、クロスメンバー、エキゾーストパイプ、プロペラシャフト、プロテクトプレートを外して、シフトAssyを
        下側から止めている2本のボルトを外して後、車内から取り出せる筈。 
        ワーゲン傘下のグループ会社だから、悪しき設計を見直そうともせず( 全く考えもせず )、そのまま流用したんだろうね。
        たった2本のボルトを外す為に、上記の作業が必要になる設計。車内から外せる様にするのが、常識的な考えではないだろうか。
        ” 故障することは無い ” と考えて設計したのだろうか ?。
        ” 絶対 ” は無いのだよ、 思慮が浅い。           頭が痛くなりそうだ。








        下が、本来の姿( 折れたプル ロッドを乗せてます )。 Assy交換の為の作業は、避けたい、いやしたくはない。

        さて、どうするか。
        プル ロッドは、その名の示す通り 引っ張る棒。 テンションが掛かっても、ブチ切れない様にすれば良い。但し、上下運動はスムーズ
        に動く必要有り。 そこで、下記の修理をした。



        1. 折れたプル ロッドの上下に Φ1.2mmの貫通穴を空ける。





        2.上下のロッド中心にΦ1.2mm 深さ5mmの穴を空け、Φ1.2mmの鉄心を叩きこんで、上下ロッドを接着。





        3. Φ1mmの銅線を上下ロッドに通す。





        4. 半田付け
           銅線を締め上げた後、半田付け。


 


        ノブを取付け、動作確認。 まずは、大丈夫そうだ。



        < 追記 >

        ノブを引き上げる際、プルロッドに横方向の捩じれ力が掛からない様に、回り止めを付けている。
        これが無いと、プルロッド先端の穴に通したΦ3mmのネジの隙間分、ノブが回ってしまうのだ。








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