| エンジン停止後 10分経過後の温度。 ダイレクトIG等は大丈夫なのだが、パイプ類が危ない。 対策が必要だな。
< 1番 イグニッションコイル > < 3番 イグニッションコイル >
2024.5.18日 更新
直ぐ目に付く ?? と思える所から始める。
まずは、下画像。 LLC、 燃料パイプが纏められている。 偶々、燃料リターンとLLCが接しているのだが、何故温める必要が有るのか。 燃料送り側と接しているならば、極寒冷地も含めての対処 ? も考えられるが ......
纏めているカバーを切り取り排除。 その下から現れた燃料パイプ同士は、纏められていた。 LLCパイプ内径は、Φ7mm。 手持ちにも新しいパイプは有ったが、現パイプの劣化は認められなかったので、使用する事にした。 ただ、纏める為に曲げられたパイプの ザマは頂けない。パイプ劣化時には、なるべく短い配管をする様にする。 一応、LLCブリーザ側のLLCパイプ付け根を、時計周りに少し捻って燃料パイプとの間を空けて置いた。
カバーの材質は、PE( ポリエチレン ) か。
お次が、大問題な所。
インテークパイプの一部が遮熱シートで覆われていない。 初めからこの状態で有るならば、思考回路を疑ってしまう。 右側は、遮熱シートで覆われているが、四角で囲った部分から、ダウンパイプ部には一切無い。 ここには、ターボチャージャーと エキマニが有り、熱源としては300℃を超える。 にも拘らず、エキマニとの間隔は、狭い所で1cm程しかない。 冒頭で示した、Charge air pressure bypass valve に繋がるパイプの表面温度は、104℃に達していた。( 下図では、黄色〇部 ) これでは、インタークーラーが有ろうが意味が無い。
問題のパイプは、下図の黄色部。
下から見た方が解り易いと思う。 この位置関係、インテークパイプを左側にレイアウトすれば良かったものを。 空気が圧縮された後であっても、インテークパイプは、出来る限り冷却させるレイアウトにすべき。 酷過ぎるね。 実際、インテークチャンバーは、手で触れなく成る程 熱くなっている。
対策は ? インテークパイプを外した後、遮熱板を取り付けるのが一般的かと思う。 単純な作業の様に思えるが、取り外す部品が 多い。 ならば、部品を外すことなく遮熱板を工作するしかない。 ダウンパイプ部は、t=0.8mmのアルミ板を、 幅20cm×長さ15cmで切り出し、スプレー缶Φ75mmを使って円筒形に曲げる。 ダウンパイプの径は、55mmなので、10mm程の隙間が出来る計算。 下遮熱板のスリットは、ダウンパイプを固定している リブに嵌る様に切り取った。
これを、ダウンパイプ部に装着。
上から見ると こんな感じ
後は、上部と下部の遮熱。 ここには、アルミ材 蛇腹パイプを使用した。 適当に曲げ、腹部をカットしてインテークパイプに被せた後、腹部を交差させて 遮熱する。
下部も同じ様に、適当にカットして装着。
お次は、真空リザーバー。 何故、イグニッションコイルの上に配置されているのだろうか。 この下には、3番、4番コイルが有る。 4番コイルは、他のコイルに比べ熱が溜まる。 また、プラグ、イグニッションコイルにアクセス するには、一々外さねばならない。 兎も角、整備性は悪いし、イグニッションコイルの耐久性にも係わる。
移設を考えたが、下写真のホースクランプの位置が奥まった所に有る。 しかも切断しなければ外せないもの。
そこで、高さ50mmの嵩上げを行った。 嵩上げは、t=1mmのアルミ板を使用しアングルを作成した。 固定は1箇所なので 外すのも容易。
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