AUDI TT A


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2024年05月17日
エンジン内の温度と対策

        エンジン停止後 10分経過後の温度。 ダイレクトIG等は大丈夫なのだが、パイプ類が危ない。 対策が必要だな。


< 1番 イグニッションコイル >                     < 3番 イグニッションコイル >
 








2024.5.18日 更新


         直ぐ目に付く  ??  と思える所から始める。

         まずは、下画像。 
         LLC、 燃料パイプが纏められている。 偶々、燃料リターンとLLCが接しているのだが、何故温める必要が有るのか。
         燃料送り側と接しているならば、極寒冷地も含めての対処 ? も考えられるが  ...... 





        纏めているカバーを切り取り排除。 その下から現れた燃料パイプ同士は、纏められていた。
        LLCパイプ内径は、Φ7mm。 手持ちにも新しいパイプは有ったが、現パイプの劣化は認められなかったので、使用する事にした。
        ただ、纏める為に曲げられたパイプの ザマは頂けない。パイプ劣化時には、なるべく短い配管をする様にする。
        一応、LLCブリーザ側のLLCパイプ付け根を、時計周りに少し捻って燃料パイプとの間を空けて置いた。





         カバーの材質は、PE( ポリエチレン ) か。






        お次が、大問題な所。

        インテークパイプの一部が遮熱シートで覆われていない。 初めからこの状態で有るならば、思考回路を疑ってしまう。
        右側は、遮熱シートで覆われているが、四角で囲った部分から、ダウンパイプ部には一切無い。 ここには、ターボチャージャーと
        エキマニが有り、熱源としては300℃を超える。 にも拘らず、エキマニとの間隔は、狭い所で1cm程しかない。
        冒頭で示した、Charge air pressure bypass valve に繋がるパイプの表面温度は、104℃に達していた。( 下図では、黄色〇部 )
        これでは、インタークーラーが有ろうが意味が無い。




         問題のパイプは、下図の黄色部。




         下から見た方が解り易いと思う。 この位置関係、インテークパイプを左側にレイアウトすれば良かったものを。
         空気が圧縮された後であっても、インテークパイプは、出来る限り冷却させるレイアウトにすべき。   酷過ぎるね。
         実際、インテークチャンバーは、手で触れなく成る程 熱くなっている。





         対策は ? インテークパイプを外した後、遮熱板を取り付けるのが一般的かと思う。 単純な作業の様に思えるが、取り外す部品が
         多い。 ならば、部品を外すことなく遮熱板を工作するしかない。
         ダウンパイプ部は、t=0.8mmのアルミ板を、 幅20cm×長さ15cmで切り出し、スプレー缶Φ75mmを使って円筒形に曲げる。
         ダウンパイプの径は、55mmなので、10mm程の隙間が出来る計算。
         下遮熱板のスリットは、ダウンパイプを固定している リブに嵌る様に切り取った。





         これを、ダウンパイプ部に装着。




上から見ると こんな感じ



         後は、上部と下部の遮熱。
         ここには、アルミ材 蛇腹パイプを使用した。 適当に曲げ、腹部をカットしてインテークパイプに被せた後、腹部を交差させて
         遮熱する。








         下部も同じ様に、適当にカットして装着。







         お次は、真空リザーバー。 何故、イグニッションコイルの上に配置されているのだろうか。
         この下には、3番、4番コイルが有る。 4番コイルは、他のコイルに比べ熱が溜まる。 また、プラグ、イグニッションコイルにアクセス
         するには、一々外さねばならない。 兎も角、整備性は悪いし、イグニッションコイルの耐久性にも係わる。





         移設を考えたが、下写真のホースクランプの位置が奥まった所に有る。 しかも切断しなければ外せないもの。





         そこで、高さ50mmの嵩上げを行った。 嵩上げは、t=1mmのアルミ板を使用しアングルを作成した。 固定は1箇所なので
         外すのも容易。








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