AUDI TT A


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2024年06月19日
水温計( メーター用 )

        気温も上がり夏になる。この頃メーターの水温計が、90℃の刻印と110℃の中間当たりを指している事が多くなった。
        直ぐ忘れるので、再度記して置く。

        実際の冷却水温度が、約 80℃ 〜 100℃ の間である場合、 メーターの表示は、常に90℃ を示す。
        80℃未満と100℃を超えた場合は、リニアな温度表示となる。

        となると、90℃の印字を超えて針が有る場合、100℃を超えていると言う事。 良く見るのが、90℃と110℃の中間当たりに針が有る。
        以前にも書いたが、冷却ファンの制御はECUではなく、ラジエータに実装されているサーモスタット行っているので、これが壊れれば
        冷却ファンは回らない。 ただ、エアコンがONであれば、ファンは回り続ける。
        まあ、夏はエアコンONなので、実情は問題ないと思うが。

        気になるのは、燃料計と同じく 表示用のサーボモーターが壊れると、表示される液温の信憑性は無となる。
        今の所、インスツルメントのアウトプットテストでは、指針が90℃の位置を示しているので問題は無いと思う。






        センサーは、新品(対策品)に交換済みで、手元には純正品が残っている。 抵抗値を比較すると左程差が無かったので、これでデータを
        取って置くことにした。 データさえ取れれば、デジタル表示に変える事が出来る。


 


        センサー特性を実測した結果が下表。 温度は、93℃ 〜 22℃まで取ってみた。 
        このデータを元に、B常数を算出し、他の温度に対する抵抗値を算出した。 必要となるのは、80℃以上と思う。 算出したデータと
        実測値は、ほぼ一致しているので、95℃以上のデータも信頼出来ると考える。 実際、このセンサーの仕様値は、90℃と120℃の
        2点が、マニュアルに記載されている( 下表の赤字 )。 その抵抗値と算出した抵抗値を比べても ほぼ一致している。






         現状の頼りないメーターで安心は出来ないのが心情。 やはり、デジタル表示にしないと安心は出来ない。
         小さな液晶表示板があれば、作ってみたいと思う。





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