AUDI TT A


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2024年07月07日
クーリングファン

        サーモスタッド周りの空間は狭い上、太く硬い配線が走っている。 バンパーを外した方が、やり易くなるのだが、非常に面倒。
        そこで、タイヤとホイールアーチを外しての作業にした。 多少やり辛いが、何とか作業は出来る。
        極めて外し辛いサーモスタッドのコネクタを外す。 配線は、下記の通り。

赤 : 12V( バッテリー直結 )      赤/白 : 低速       赤/黄 : 高速

        ここで、 ? な点が有る。 お解りだろうか、高速動作時の配線が細いのだ。 高速=電流大 の筈なのだが ....
        これは、後で説明する。






        まずは、動作確認。 ( 回路図通りか否か )   コネクタから配線を延ばす。 配線は、12Vと 低速用。
        12Vは、バッテリー直結なので、ボディ( アース )等にショートさせない様に気を付ける事。イグニッションONで電源が供給されるのが
        常識有る設計なのだが、 この設計は異常だ。
        回路図通りならば、12Vと低速用の配線をショートさせれば、冷却ファンは低速で回る筈。 やってみると、低速で回ったので回路図通り。





        次に、12Vと高速用の配線をショートさせるが、ファンは回らない。 そこで、ACC ONさせた後にショートさせると回った。
        前述した、高速ファン用の配線が細い理由がこれ。 下の配線図の青線( 実際の配線色は、赤/黄 )が、一旦ファンコントローラに
        入力されている。 予想するに、コントローラ内にリレーが入っていて、このリレー制御用電源が青線から供給されている様だ。
        制御線なので、電流は小さく 配線も細い。






         実際に、低速 高速を回してみたが、かなり風量が違う。 イメージ的には、扇風機の 弱 vs 強 。
         どちらを自動制御で使うか迷ったが、低速側にした。高速側を使う可能性も有るので、一応 線だけは引き出して置いた( 下 白線





         リレーを 12Vと低速の配線に半田付けして、リレーの制御線を車内のコントローラに接続。
         動作確認して終了。 これで、サーモスタッドが壊れても安心出来る普通の仕様になった。






          < 後記 >

            高速ファンを駆動させた方が良かったかな。 理由は  ......

            ・ 短時間でクーリング可
            ・ リレーを使用しなくても、MOSで対応可。 小型で長寿命。





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