AUDI TT A


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2024年07月22日
ハザード & ターンシグナルSW

        特殊な設計をしている、ハザード & ターンシグナルSW。 こいつのせいで、LEDに置き換えられない。
        取り外すのも面倒なので、中古品を購入した。 持ち主の情報では、年に数回ターンシグナルが出ない時が有ったそうな ...

        ぶっ壊れても構わないので、中身を見てみる事にした。





         下緑枠内が、ハザード用リレー。 水色枠内が、ターンシグナル用リレー。 赤枠が、制御用IC(2個)となっている。





         LEDに変えようとすると弄るのは、ターンシグナルを制御するICの方。 ( U6043B ) 





         回路図に落とすと、下の様になっていた。 回路が変だ。リレーを制御する電圧は、ICの3番から供給されれば、リレーは駆動する。
         普通駆動用コイルの一端は電源で、もう一端がGNDで問題ない。ところが、GND側も制御している。制御と言っても、ICに電源が
         入れば、自ずとGNDに繋がる回路が入っている( 下 赤〇内 )。 何を意図して こんな回路を入れたのか ? さっぱり解らない。
         有るとしたら、ICの保護回路だろうが、Relayと書かれた四角いボックスがコイルなのだが、これに並列にダイオードを入れれば済む。





        さらに、異常さで上を行く抵抗が挿入されていた。 恐らくは、後で付けられた物では無いだろうか。 抵抗値は、190Ω。
        この抵抗値で計算すると、正常にターンシグナルが点滅する為には、負荷電流250μAとなる。 LEDを付けるにしても電流は
        少なすぎるし、制御ICが正しく動くには、最低でも1Wの負荷電流が必要となる。 何故故、こんな抵抗が付いていたのだ ?
        動作不良 → 業者に修理依頼    ただ、修理業者がICの仕様を理解出来なかった悲劇が残っていたのか。


 


        以前、LEDに変える時、上の右写真中の18mΩの抵抗を、使用したいLEDの仕様に合わせて換えれば良いと書いたが .....
        こんな形状のシャント抵抗を探すのは困難だと思う。
        手っ取り早いのは、NE555とか、マイコンを使って設計し直す事か。 その方が、簡単だし正確。





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