AUDI TT A


トップへ
戻る
前へ
次へ



2024年08月01日
燃費

        過吸させない様に走行に気を使っても、13km/L( 高速道路 )が今の所、最大の燃費となっている。 市街地では、8km/L ?
        ぐらいではないだろうか。 数十分のアイドリングでも、燃料残量が下がるとは恐れ入る。

        狭帯域 & 広帯域の O2センサーは、交換済であり、これに関するエラーログは無い。 なので、動作はしている様だ。
        念の為、VCDSでログを取ってみる事にした。





       今回ログを取った主目的は、A/F値の換算を行う為。 市販のA/F測定器は、メーターと広帯域のO2センサーの組み合わせとなる。
       常時モニターをさせるとなると、O2センサーを収める為の新たな雌ネジが必要となる。現状の排気パイプに穴開けてネジ溶接 ?
       馬鹿げている。 そんな事は、しようとも思わない。

       さて、話を戻そう。 下が、取ったデータとなる。 因みに、アイドリング状態である。
       補正データと、広帯域O2センサーの電圧の関係を見ていくと .....

       補正 0% : 1.5V となっている。 1.5Vより高い電圧時は、Air 大、  1.5Vより低い電圧値は、Air 小 と見える。
       A/F値の14.7が、使用している広帯域O2センサーの出力値 1.5Vとなっている様だ。

       しかし、狭帯域のO2センサーの動きが変だ。 1/0 Vで振れる筈が、 0.6V付近をフラフラしている。



< アイドリング状態 >



       そこで、軽くアクセルを1回だけONしてみたのが、下。 これを見ると、狭帯域O2センサーは、アクセルONでリーン側に振れた後
       リッチ側に触れたように見える。 しかし、リッチ側の最大値が0.73Vしか出ていない。 本来なら、1Vまで触れのが正常だ。
       このセンサー新品ではあるが、BOSCH製では無い。 恐らくは、OEM品と名乗った中華性の臭いがする。
       これは、捨てて交換するしかないだろう。
       A/Fの方( 広帯域O2センサー )を見てみると、アクセルONで吸気量が増えて 4.03Vまで一気に上がり、アクセルOFFで、0.5V
       まで下がっている。 動きを見る限りは、正常か。 ただ、インパルス応答に対する補正の動きが鈍い。
       この時代の制御なら、こんなものなのか? それとも、狭帯域O2センサーの動きが鈍いので、影響を受けているとも思える。
       下の黄色線が、狭帯域O2センサーの動きなのだが、アクセルON/OFFのインパルス応答でも、アクセル0FF後0.73Vから0.6Vへ
       向かって、ダラダラと下降している。 ( 正常なら、常時 1/0Vを周期的に繰り返すのだが

       まあ、制御アルゴリズムが不明なので、推測に域を出ない。






        因みに、3回アクセルON/OFFをした時の動きが下。 両O2センサー共に激しく動いているが、注目すべきは補正カーブ( 赤線 
        ブリッピング中、 補正を止めている( 一部変化があるが、ほぼフラット )  .....  放棄した様な この制御 。





        燃費が悪いのは、狭帯域O2センサーに原因の一端は有りそうだが、交換しても劇的に良くなるとは思えない。
        やはり、制御法が駄目なのだと考える。





トップへ
戻る
前へ
次へ