| 回路図を見ると、信号線の見当は付くが、やはり実際に見てみない事には不安。 オシロを繋いで観測した。
1. Narrow側
@ O2信号 4番端子(灰/赤) ブリッピングした時の信号。 アイドリング状態では、ほぼ振れないか、偶にリーン側に振れた後、リッチ側に長い時間居続ける。 ECUの制御に不安を感じてしまう。 今の状況では、燃費が悪いのは当然。
A ヒーター端子 2番端子(灰/黄) 念の為ヒーター端子を確認する。 正常に動作している事を確認。 制御周期 : 120ms
2. Wide側
@ O2信号 6番端子(灰/赤) 振れ幅は、こんなもの。 これは、ワイドバンドでは無い。 リファレンス電圧を基準に、酸素ノードが濃いか/薄いかの判断と 振れ幅の電圧に因って、酸素ノードを把握する。 振れ幅は、O−5Vではなく、精々振れても ±0.7Vぐらい。
振れ幅 : 1.2V
A リファレンス電圧 5番端子(灰/白)
B ヒーター端子 3番端子(青/赤) Wide側は、バッテリー電源を常時供給している。
Wide側のO2波形は、VCDSで表示される波形とは異なっている。 やはり、VCDSではデータ加工をしている様だ。 作ったモニターに表示させるには、リファレンス電圧から ± ? V で表示させるのが良さそうだ。 面倒だが、Wide側はプログラミングし直しだ。
2024.8.7日 更新
プログラミングし直し、検証した。
Wide、Narrowへの信号は同一で、 オフセット電圧 : 2.6V、 振幅 : 1.4V、 周期 : 1Hz 三角波形 Narrow側は、0 〜 1Vの信号が期待なので、信号レベルが大き過ぎてグラフは左端のリッチ側に固定される。 一方、 Wide側は、上限/下限が最大で入力されるので、グラフは、左右最大まで振れる事になる。
https://youtu.be/Ei4YAumPZ4Q
念の為Narrow側も検証した。Wide、Narrowへの信号は同一で、 振幅 : 0 〜 1V、 周期 : 1Hz 三角波形 Narrow側は、0 〜 1Vの信号が期待なので、グラフは左右に振れる。 一方、 Wide側はレベルが低すぎるので、左最大まで 振れたままとなる。
https://youtu.be/DSmQl5C1Z5A
まあ、これでO2センサーが正常な状態であるか、ECUが正常な制御をしているかが解る。
因みに、下の動画はエリーゼに付けたモニター。 グラフの上側は、Narrow側のO2センサーの動きで、 下側は絶対圧センサーの 動きを示している。 O2センサーとECUの制御が共に正常なら、 アイドリング時でもO2センサーは、リーン & リッチを繰り返す。 動画の最後に、一度ブリッピングしているが、即座にリッチ側に移行しているのが解るだろう。 因みにこの時、 絶対圧センサーは大気圧側( 右側 )に振れているのも解るだろう。
https://youtu.be/bTSDJ_BivzI
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