AUDI TT A


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2024年08月06日
O2 信号

        回路図を見ると、信号線の見当は付くが、やはり実際に見てみない事には不安。 オシロを繋いで観測した。





       1. Narrow側

          @ O2信号  4番端子(灰/赤)
             ブリッピングした時の信号。 アイドリング状態では、ほぼ振れないか、偶にリーン側に振れた後、リッチ側に長い時間居続ける。
             ECUの制御に不安を感じてしまう。 今の状況では、燃費が悪いのは当然。





          A ヒーター端子 2番端子(灰/黄)
            念の為ヒーター端子を確認する。 正常に動作している事を確認。 制御周期 : 120ms








       2. Wide側

          @ O2信号  6番端子(灰/赤)
             振れ幅は、こんなもの。 これは、ワイドバンドでは無い。 リファレンス電圧を基準に、酸素ノードが濃いか/薄いかの判断と
             振れ幅の電圧に因って、酸素ノードを把握する。 振れ幅は、O−5Vではなく、精々振れても ±0.7Vぐらい。





             振れ幅 : 1.2V





          A リファレンス電圧  5番端子(灰/白)





          B ヒーター端子 3番端子(青/赤)
             Wide側は、バッテリー電源を常時供給している。







         Wide側のO2波形は、VCDSで表示される波形とは異なっている。 やはり、VCDSではデータ加工をしている様だ。
         作ったモニターに表示させるには、リファレンス電圧から ± ? V で表示させるのが良さそうだ。
         面倒だが、Wide側はプログラミングし直しだ。




2024.8.7日 更新


         プログラミングし直し、検証した。 

         Wide、Narrowへの信号は同一で、 オフセット電圧 : 2.6V、 振幅 : 1.4V、 周期 : 1Hz  三角波形
         Narrow側は、0 〜 1Vの信号が期待なので、信号レベルが大き過ぎてグラフは左端のリッチ側に固定される。
         一方、 Wide側は、上限/下限が最大で入力されるので、グラフは、左右最大まで振れる事になる。


https://youtu.be/Ei4YAumPZ4Q


         念の為Narrow側も検証した。Wide、Narrowへの信号は同一で、 振幅 : 0 〜 1V、 周期 : 1Hz  三角波形
         Narrow側は、0 〜 1Vの信号が期待なので、グラフは左右に振れる。 一方、 Wide側はレベルが低すぎるので、左最大まで
         振れたままとなる。

https://youtu.be/DSmQl5C1Z5A



         まあ、これでO2センサーが正常な状態であるか、ECUが正常な制御をしているかが解る。 



         因みに、下の動画はエリーゼに付けたモニター。 グラフの上側は、Narrow側のO2センサーの動きで、 下側は絶対圧センサーの
         動きを示している。
         O2センサーとECUの制御が共に正常なら、 アイドリング時でもO2センサーは、リーン & リッチを繰り返す。
         動画の最後に、一度ブリッピングしているが、即座にリッチ側に移行しているのが解るだろう。 
         因みにこの時、 絶対圧センサーは大気圧側( 右側 )に振れているのも解るだろう。


https://youtu.be/bTSDJ_BivzI





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