AUDI TT @


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2023年11月21日
Tiptronic

        さて、懸案のティプトロニック。 此奴も、レバーを前に倒して Up、 引いて Down と、感覚的に逆。





         メンテナンスマニュアルを見てみる。 セレクタ機構内の、D コネクタに信号が有る。





         さらに、電子関連を見てみると、トランスミッション コントロール モジュールに、 3線が繋がっている。 CAN通信では無い( 嬉しい
         ただ、3線 ?  恐らくは、2線が Up/Downで、1線が マニュアル/オートの切り替え信号ではないかと推測する。
         これが正しければ、Up/Downの線を入れ替えるだけで済む。 





         線の入れ替えで済まなければ、基板内の配線を入れ替えれば良い。 但し、その場合、車内側で基板を取り出せる事が必須。
         因みに、ゴルフ R32は、車体下側から取り外す必要が有った。そうなると、重整備となる。
         機構関連を探ると、下図の様に18番のボルトを車内から外せる様になっていた。 これなら、配線の入れ替えで上手く行かなくても
         17番のAssyを取り出した後 基板を取り外し、配線の変更は出来る。





         いずれにしても、シフトノブ( ハンドル )を外さない限り、作業は出来ない。 シフトノブの外し方は、注意が必要なので下に載せて置く。









2023.11.23日 更新


         さて、作業を続行する。
         まずは、シフトノブを抜く。 最初に、スリーブを下方に押しやり、シフトノブのロックを解く。





         ロックボタンを引き出した後、戻り防止策で、5mm厚のゴム板を切って隙間に挟み込ん置く。 そして、ハンドルを上方に引き抜く。





         その後、アルミリング、アッパーカバーを取り除く。 これで、基板と ご対面となる。 普通基板は、シフト機構内に設置されているが
         上面に有るのは、非常に有難い。





         ざっと、部品を見てみると、ホールICが載っていた。 となると、UP、DOWN信号は、0V/5V出力なので、テスタで調べて見る。
         結果が、下画像。 上記で、トランスミッション コントロール モジュール繋がっている線は、 3本と書いたが、その内の1線は
         やはり、マニュアル/オートの切り替え信号だった。





         上画像の一番下方端に、コネクタ端子が見える。 端子番号を附って置いた。 番号毎の機能が下。

                3番 : A/M切り替え信号 ( 5V : Auto  0V : Manual )
                4番 : UP信号 ( 5V : normally  0V : UP信号 )
                5番 : DOWN信号 ( 5V : normally  0V : DOWN信号 )


         ここまで解れば、4番と5番を入れ替えれば良いだけ。 基板裏側に有る、コネクタから端子を抜いて  .....




抜けん ! どうやっても抜けん !!






          斯くなる上は、配線 ちょん切って、半田付けする。





          後は、インジケータの反転。 下左側が現在( 裏側 )。 これを + − を入れ替えると、下右側になり、当然載らない。


 


          載る様に、加工して接着する。





         組み立て直し、終了。 これで、ストレス無くマニュアル操作が出来る。








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