AUDI TT @


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2023年11月28日
試運転の結果

        昨日 初の試運転をした。 結果、色々と有りそうな事が解った。 OBDでスキャン OK としても、エラーログに残らない不具合は有る。
        ざっと気が付いた事が下。

        < エンジン、トランスミッション >

        1. エンジン掛けてアイドリング時に、マフラ先端から吐出される水が黒い。
        2. オートマ走行で登坂時、2速ホールドの時間が長く、中々3速にアップされない。
        3. マニュアルで1速から2速アップ時のショックが、ガツンと来ることが有る。
        4. 登坂/3速ホールドで、ターボを効かせて走行すると、燃料計の針が見る々下がって行く。 燃料の減り方が異常。

        < その他 >

        1. クーリングファンが回ると、異音( ガラガラ音 )が発生する。 モーター軸が偏心して回転している様な感じ。
        2. 至る所で、ガタガタ バタバタと、振動に伴う異音が発生。
        3. ブレーキの踏みしろが大きかったので、エアー抜きをして我慢限界まで追い込んだが、ブレーキが効き始めるまでの遊びが大きい。
        4. 左スピーカの音が途切れる事が多々発生している。
        5. ヘッドライトが暗い。


        と、まあ色々出ている。
        車検整備時のメニューには、ミッションオイルの交換は未、クーリングファンの片側が不動だったので交換、ブレーキフルードは交換

        優先順位は、
        ・ ミッションオイルの交換は、現時点(40000km)まで一回もやっていない事から、交換が必要か。( フィルタ、オイルが特殊
        ・ クーリングファンが回る時点の異音は、交換したファンかどうかは不明だが、回転した時の状態を見てみる必要が有る。
        ・ ブレーキ関連を、分解して原因を探る。
        ・ 燃調が濃い事は明らかなので、センサー絡みを調査する。
        ・ 音響、ライト関連は、接触不良の改善、バルブを4300Kから6000Kに交換する。


        取り合えず、OBDを繋げてみる。
        おや ? エンジン関連で、エラーが1個出ていた。 このエラーは、バッテリーターミナルの接触不良か、バッテリー電圧低下。
        バッテリーは、数日前に満充電したばかりなので電圧ではない。 となると、接触不良なのだが、ここも点検したばかり。
        エラーを消去して、再度スキャンするが、正常。 何だろうねえ、この不安定さは。





         ターミナル接触、ヒューズ関連には、全く問題無し。








        次に、燃調関連を見たいので、エアフローセンサー、エンジン回転数、O2センサーをパラメータで振ってみる。
        グラフを見ると、02センサー( After側 )の動きが変だ。





        数値のログを取ってみると、やはりO2センサーは、1V付近で張り付いて一度も0V側に振れていない。 始終、リッチ状態だ。
        ログを取る際、ブリッピングしているのだが、エンジン回転数と、エアフローセンサーは振れている。





        O2センサーが死んでいるのか ? 仮に、この過剰なリッチ状態をECUが受け取れば、燃料噴射量を減らすだろうし、エラーも発生
        している筈なのだが、これも無し。
        噴射量を減らそうとしても、燃料噴射量が減らないとなれば、燃圧レギュレータの異常も考えられる。


        まず、エアフローセンサーを外して見た。 品番は、00C 2G2 049。 調べて見ると、アウディ A4 GH-8EALT 用との記述が ...





        また、このセンサーには温度センサーが搭載されていない( 下画像を参照 )。 回路図面を見ると、ECUには4本が繋がっていた。
        と、言う事は、エアフローの位置の温度は見ていない事となる。 他の場所で、吸気温度は見ている筈。
        図面を見ると、スロットルボディに温度センサーは付いていた。









        そもそも、エアフローセンサーの特性が合ってなければ、エンジンはバラ付いて、アイドリングすらしなくなる。
        なので、このセンサーは正常に動作していると考える。


        面倒だが、O2センサーを外す事にした。 まず、コネクターを外す。 コネクタは、車体下側に保護ケースに収まっていた。





        UP側 ( LAFセンサー) : 触媒より上側に設置。 酸素濃度の検知がメイン。
        DOWN側 ( O2センサー ) : 触媒より下流に設置。 触媒の劣化度合い、燃料の噴射量を微調整。





         コネクタ端子を洗浄して、接点復活剤を塗布。





         センサー自体を、フラックス洗浄剤で洗浄し、乾燥。  再度、センサーを設置して、OBDで観察をした。
         アイドリング時は、LAF、O2共に振れていない。


< アイドリング時 >



         そこで、軽くブリッピング( max 2000rpm )してみたが、振れ幅が多少増加する。 max 3000rpmまで回すと反応した。
         排気ガスの臭いは減少し、マフラ先端から吐出される水も透明にはなったが。
         ん ...... これじゃ駄目だ。 LAF、O2 交換が必要だ。


< ブリッピング時 >




          < 追記 >

           LAF品番 : VW AG 021 906 262B    BOSCH 0 258 007 057/058
           O2品番  : VW AG 021 906 262C    BOSCH 0 258 006 161/162





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