AUDI TT @


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2023年12月04日
リアブレーキ回りの整備


        ローターの周辺は錆が浮いているが、段差は殆ど無しなのだが、表面は傷だらけ。 パッド残量も十分残っている。 ただ、パッド裏面の
        メーカー刻印に触れると、刻印が消えてなくなる状態。 物理的量は、正常なのだが、過ぎ去った年月を思うと ... 気持ち悪い

        フロントも同じ様な状態なので、全て交換する事にした。 ローターは、TRW製、パッドはディクセル と、一般的な物を選択した。
        未だ、フロント関連の部品が届いていないので、面倒なリア側から始める。
        写真を撮り忘れたので、取説を載せておく。 Pry off clipを外して、パーキングブレーキケーブルの固定を解いておく。





        ブレーキケーブルを抜くわけだが、ブレーキレバーは手で押しても動かないので、下画像の様にドライバーを差し込み下方にこじって
        ケーブル先端の玉が台座から離れたら、黄色矢印の様にケーブルを動かして外す。





        次は、キャリパーから、ガイドピンを外す。 ガイドピンは、上下2箇所有る。 回り止め用のスパナは、15mm、回す方は13mm。
        13mmのボックスレンチは、精度の高い物を使う事。 ボルト頭は低頭なので、ナメテしまわぬ様に。


 


        ガイドピンの固定が解けると、パッドを取り外せるようになる。 パッドは、手で摘まんで取り出す。 ( 取り出した後が下画像
        ローターの固定ネジを外して、ローターを外す。





         ここから、メンテを始める。
         まずは、ハブ裏の車輪速センサー。 見ての通りの有様だ。 これでは、センサーの波形も なまっていただろう。





         センサーは取り外して粉塵を取り去り、車軸側の凹凸の溝部の粉塵を取り去る。 





         次は、スライドピン。 抜く前に押してみると、上下共に固着は無くスムーズに動く。 しかし、上側は ゴツゴツとした引っ掛かりが
         感じ取れる。





         抜き取り、拭いてみると、真っ黒なグリースが僅かに残った。 グリース不足だ。
         ウレアグリースを、ピン、穴共に吹き満たして置いた。 因みに、上側と下側のスライドピン形状は異なる。


< 上側 >



< 下側 >



         残るは、ピストン戻し。 専用工具は持っているので、作業は非常に楽。 フルードのリザーバタンクのキャップは外しておく。
         パッド、ローターの摩耗量が多い場合は、フルードを少し抜いておいた方が良いだろう。。











         さて、組み上げよう。 ハブ面には、固着防止でカッパーグリースを薄く塗る。 その後、ローターを装着。
         パッドを組み入れる前に、パッドが当たるキャリパー側には、専用の鳴き止めグリースを塗布。





         スライドピンを固定して、パーキングブレーキケーブルを元に戻して完成。 やはり、気持ちいが良い。






< パッド 比較 >






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