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コールドスタート後、暖機運転を続けていると、10分以内にエンジンが停止する現象が出た。 アイドリングは、安定していて、バラつく事なく スー とエンジンが停止するのだ。 エンジンが温まった状態でエンジンを掛けた後は この現象は出ない。 ショップに、過去この様な現象を経験した事が有りますか ? と聞くと、 クラセンではとの回答が有ったのだが。 クラセンなら、何時でも現象が出る筈なので、他に原因は有る。
手元に有るのは、2006年製のTT ワークショップ マニュアル。 2003年式でも左程変わらないだろうと、読み進めると ....... ” 2次空気システム ” が、組み込まれている事が解った。 原因は、恐らく これ。 環境を考えてのシステムなのだが、 これが、パイプの多さ( 劣化因子の多さ )、エンジン内で占める空間の多さ等で ..... ( 言ってはいけないのだろうが、邪魔な装置 )
黄色〇のエンジン下方に、ポンプが設置されている。
丁度、このシステムが稼働から停止のタイミングで、エンジン停止が起こっている。 推測するに、ポンプに流れていた空気が遮断され エアマスセンサーに入る空気量が、過渡的に多くなる → 混合気希薄状態 → アイドリング制御が外れてエンストのシナリオ。
さて、どうするか ? 元々は、制御出来ていたので、何かが変な動きをしている筈。 エアマスセンサーの劣化( 実際に吸気された量より少なく感知 )、スロットル部の詰まり、制御バルブの詰まり、燃圧レギュレータ劣化 辺りだろうか ?
まずは、OBDでエアマスセンサーの出力値を見てみる事にする。
2023.12.10日 更新
結果 : エアーの吸気量が異常。 暖機運転中でありながら、5分後の吸気量が 3(g/s)程と少ない表示が出ていた。 その後、液温も60℃に達する時点でも、2(g/s)の表示が。 実際には、この数値よりも吸気量は多いはず。 やはり、混合気希薄状態に陥っている可能性大。
そこで、エアマスセンサーを取り外し、洗浄した後、ブリッピングを繰り返し洗浄液を吹き飛ばし乾燥。 一旦エンジンをOFFし、室温まで冷ました後、LOGを取ってみた。 結果が、下。 5分後の吸気量は、4(g/s)と上昇。 そして、液温が 67℃時点でも、2.75 〜 3(g/s)で推移していた。 これが、正常。 当然、エンジン停止は無し。 これで、喜んで良いか良いか ? エアマスセンサーの劣化は有るなあ。 今回と同じ症状が出たらば、センサーを交換するしかない。 エアマスセンサーは重要部品なので、正規品を使用するしかないのだが これが、高いんだよね。
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