| 昼夜問わず、このライトは蓋を開けたら点灯して欲しいのだが、スモールランプ、ヘッドライト点灯時だけ、点灯する仕様。 しかし、昼間でも この中は暗い。 私は、ここに細かな物を入れているので、ハンディーライトで照らす必要があり、不便なのだ。 図面を見ても、ライトスイッチから電源を供給されている。 これを、配線を変えてACC ON以降で点灯させれば、使用勝手が良い。
そこで、配線を変えようかと、サイドパネルを外すと ....... スイッチ(黄色□) が、ホルダー(赤楕円)から外れて、奥の隙間に 嵌っていた。
ホルダーから外れると、スイッチの状態は、ONのままとなる( 下写真の左側 )。 トレイが閉まった状態が、下写真の右側。 指先を差し入れているのだが、電極が離れてOFFとなる。ホルダーに嵌っていれば、トレイが閉まると電極間に絶縁板が嵌る構造。 ( 1個飛ばして次の写真 ) 問題なのは、電極が ” 剥き出し状態 ” で有る事。 このスイッチには、グローブボックス内の電球と、アッシュトレイ内の電球に 供給する電流が流れる。 電球のワット数を見てはいないのだが、各電球5(W)とすると 0.8(A)も流れる。 兎にも角にも、絶縁処理をしていないスイッチを使用している事自体が、常識を逸している。
仮に、外れたスイッチの電極が、シャーシに当たったら、即ショートとなる。 何とも、危ない設計をしている。 普通、この辺に使うスイッチは、レバー付きのリミットスイッチか、ホールICを使うはずなのだが、奇天烈なスイッチを使っている。 構造も複雑になるし( = 故障率 UP )、このスイッチ自体 高そうだ。
スイッチをホルダーに嵌め直して、蓋を閉めた状態が下写真。 電極間に絶縁板が嵌って、電極が離れた状態( OFF )となる。
では、何故ホルダーからスイッチが外れたのか ? 原因は、ホルダーの隅が割れていたから( 下写真 )。 構造的に、無理な力が掛かった形跡が有る。 蓋の開け閉めで、絶縁板の位置が左右にズレれば、電極に当てってしまう。 その結果、ホルダーの破壊と共に、脱落のシナリオ。
根治は、スイッチ自体を変える事以外には無い。 今は、面倒なので、JB ウェルドで補強をして置いた。 当然だが、電極の表面には、絶縁コーティングをして置いた。
さて、主目的の電源を ACCに変える事だが ...... グローブボックス下側を外さないと出来そうにもない。 スイッチ自体を変える際に、やる事にする。
|
|
|