AUDI TT @


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2024年03月16日
燃費が非常に悪い


        未だ正確な燃費は解っていないのだが、極力ブースト圧を上げない様に( ターボを動かさない様に )運転していても、街乗りでは
        7km/L 未満と思える。 エンジン始動時、マフラー出口から排出される水も黒く、ガレージ床に黒いシミを残す有様。
        この状態を考えると、燃調がリッチと考えるのが妥当。 O2センサーは、前後2個共 新品に交換してあるし、エラーも無い。
        オーバークール ? しかし、液温は表示を見る限り正常なので、サーモスタットも正常と思える。 ECUに行っている水温センサーに
        異常が有れば、その内O2センサーに引っ掛かる筈。
        まさか、アイドリングから ちょっとでもアクセルを開けると、タービンがブン回っている状態なのか ?

        ターボ車両は、初めてなので、どうにも解らない。 
        VCDSで、ブースト圧を見ようと、吸気圧の項目にチェックを入れて観察をした。 この項目の設定で正しいのか? は解らない。
        アイドリング時は、930mbar辺り( 負圧が掛かって正常、タービンは多少回っている)、5000rpmまで回すと、1220mbarと正圧に
        遷移( タービンが勢い良く回っている )と、正常に見える。





        実際に走行すると、2000rpm辺りから、正圧が掛かっている感じがする。 常時VCDSを繋いで置く訳にも行かないし、上記の
        測定が正しいとも言えない。
        そこで、面倒だが ブースト計を取り付けて見ることにした。 ( 燃費を上げる走行の仕方を探る目安にもなるが、そもそもターボ車を
        選んだ意味はない ( 笑

        ブースト計は発注したが、 さて 何処から車内に引き込むか ........
        エンジンルームのバルクヘッド辺りを探していくと、 @ エアコンフィルターボックス経由、 A エキパン横のスペース経由
        B ワイパーアーム辺りのボックス経由、 C ブレーキマスターシリンダー横のサービス穴経由 と、4つ候補が有った。
        エキゾーストパイプ上を通らない@がベストと思うのだが、穴あけが2箇所必要となる。 車内から穴を空けられるか ? となると
        一旦グローブボックスを外して確認する必要が有る。 
        悩んで選択した結果、Cが楽と判断した。





        カバーを取ると、車内のフロアマットの背面が見える。





        圧力センサーからの配線は、蓋に穴を空けて通せば良い。 





        確認の為、サービスホールから真鍮の棒を差し入れて見た。 フットレストの右上当たりからセンサーからの配線を出せる様だ。





        ブースト計が届いたので、センサーを繋げて火入れしてみた。 バックライトは、尾灯点灯時の明るさだが、日中でもこの照度で良い。
        針は、0より若干下の大気圧を示しているので、正常。





        さて、装着に掛かる。 付属のパイプは硬くて使い物にならない。 確かに、内圧に負けて膨張/収縮してしまうのでは問題なのだが
        これでは、接続は困難と思う。





        使用したのは、シリコンチューブと、PPパイプ。 シリコンチューブは なるべく短くなる様にした。





        圧力センサーは、エキマニ上部に位置する為、遮熱する必要が有る。 アルミ板で簡易遮熱ボックスを作成して実装した。







        ブースト計を置く場所は  ..... メーター前面に置ければ良かったのだが、生憎 ステアリングを名一杯チルトアップしているので
        無理。 見易い所は、ここしかなかった。





        付属の取付治具は使えないので、アルミ板を切って作成した。







< 配線 >


        赤&白 : ACC ONで12Vが供給される電源。 ( 赤をバッテリ直と書かれているが、お勧めしない )
        黒    : GND
        オレンジ : イルミ電源。

        実際には、イルミ電源を繋がないと( 開放 )、かなり明るい。 なので、赤&白&オレンジを、ACC ONで12Vが供給される電源に
        繋げている。







2024.3.22日 更新



        ブースト計を取り付けた後、初めて街に出掛けた。

        アイドリング時は、−0.8 bar  アクセルを殆ど踏まずに走って、最大 −0.1 bar と、常に負圧を保っていたのだが、ほぼ 0 bar
        となると  ......  アクセル開度は極小にも係わらず、吸気圧は大気圧に近い .... NAなら ほぼ燃圧は最大に近似状態。
        走行感は、常に もっさりと どんくさく、メリハリ感は全く無し。 回転数も精々上げても2000rpm〜3000rpmの状態なので、この感じ
        は想像出来ると思う。 これで、タービンが回って圧力を掛けている。
        快適に走る為には、発進時からタービンを動かさないと駄目、常時タービン稼動でないと駄目。 故に、燃料はジャブジャブと消費する。
        やはり、この感覚は合わないと痛感した。

        ターボに係わる、あの蛇の様な配管、タービン、インタークーラー全てを取っ払って、ECUを交換。
        同量の燃料を使うなら、NA仕様にして、快活にエンジンを回した方が断然面白いんじゃなかろうか。
        ボディのデザインが忘れられず購入したTTだが .......





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