エリーゼ(機構関連)


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2023年08月18日
エアコン ガス注入

           ガス注入量が、メンテナンスマニュアルに書かれている。 その量、880 g !?  普通車の 2倍以上の量。
           そんなに入れて、コンプレッサーのシャフトシールが耐えられるのだろうか? ちょっと 信じられないので、圧力を見ながら、冷え具合を
           感じながら、ガスを注入してみる。

           200g 1缶目は、当然の事ながら少ない。 一旦エンジンを止めて、再始動後 A/Cのスイッチを入れても、電磁クラッチが動かない
           場合がある。 そして、低圧側のパイプも冷たくない。
           2缶目を注入すると、圧力は多少低いが、低圧側のパイプも冷たくなる。 しかし、吹き出す空気温度は、涼しい程度。
           コンプレッサーを修理する前は、低圧側が5kg/cm2と高く、高圧側は12kg/cm2と低かった。 これは、コンプレッサー内で
           リークが起こっていた為だが、今回は数値を見る限り、リークは無くなったと思う。
           因みに、下写真は、アイドリング時の数値。


< 低圧側 >                           < 高圧側 >



           また、エンジンを軽くふかしてみた動画が、下。 エンジン回転数が上がると、低圧側は下がり、高圧側は上昇している。
           これが、正常だ。


https://youtu.be/Bv-BtPE0WMs


           また、エンジン停止後の圧力変化を観察すると、約40分程掛かって 高圧側と低圧側の圧力は均衡する。
           仮にコンプレッサー内にリークが有ると、直ぐに 均衡状態となる。 なので、コンプレッサーの修理は成功したと考える。

           念の為、一晩置いて圧力の変化が無いことを、確認する事にする。 変化無しであれば、さらに1缶ガスを注入して様子を見る。



2023.8.19日 更新


           一晩経ったマニホールドゲージの値が下。 全く変化は無しなので、漏れは 0。
           エンジンを掛けない状態で、5.5kg/cm2 が正常かどうかは解らない。 メンテマニュアルに、数値を載せてもらいたいものだが。





           漏れが無いので、シャフトシールも大丈夫そうだ。 昨日の吹き出す空気温度は、涼しい程度であり、低/高圧も正常値より低い。
           そこで、3本目のガスを注入する。 アイドリング時の圧力が、下。 低圧側は変わらず正常値、高圧側も上昇して正常値となった。





            低圧側のパイプ表面には、水滴が付いている。 吹き出す空気も冷たくなった。





           下は、エンジン停止後 30分経過後の圧力状態。 ガス2本目より、0.6kg/cm2上昇している。 
           気掛かりは、シャフトシールの耐圧が解らない事。 これで、4本目を注入する気にはなれない。 冷えてるし、これで良しとする。






           念の為、シャフトシールからの漏れが無いかを、目視する事にした。 電磁クラッチのプレートを外して、シャフト周りを確認する。
           多少漏れてもオイルの吸着用の目的なのか、軸にはフェルトが付いている。 これをピンセットで取り出して、触ってみる。 
           オイル成分は無し。 シャフト周りにも、オイルが漏れ出た形跡は無し。


 



            電磁クラッチのプレートを組付け、プーリーとの隙間を計測する。 ( 現在 シムは2枚入っている
            正常な範囲は、0.3mm 〜0.6mmらしいが、はてさて何mmだろう ?  計測では、0.5mmとなったので、問題なし。






           


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