エリーゼ(機構関連)


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2023年08月24日
フロント空調周りの洗浄と風量不足の原因

           フロントアンダーパネルには、Φ20mmの穴を空けて、普段はグロメットで封止している。
           これは、水が入った場合の排水用と、アンダーパネルに溜まった塵を洗い流すために空けた穴。 ところが、エアコンで結露した水が
           溜まっている事に気が付いたのが先日の事。 排水用のドレンパイプが、全く機能していない事が解った。





           グロメットを外して車体片側をジャッキアップし、排水をする。 量にして、コップ3杯分程が排出された。
           穴は、助手席側に空けているので、道路の傾きがあれば排出は出来ると思うのだが、ただの穴では塵が入り込んでしまう。
           そこで、グロメットに穴を空けて、アルミ網を張り付けた。





            これを、アンダーパネルに張り付ける。 まだ、排出されていない水が出ている事が解る。
            アンダーパネル面から3mm程飛び出した状態となるが、埋め込みフラットにすると、作った物自体が取り出せなく恐れがあるので
            致し方ない。





            上から見ると、こんな感じ。







            既にコップ3杯分排水しているので、残ってはいない筈なのだが、念の為 今度は、反対側をジャッキアップして、ドレンパイプから
            排出するかを見るが、 コップ1杯分が排出された。
            しかも、ドレンパイプからではなく、とんでもない所から排水された。因みに、ドレンパイプの出口を指で触ってみるが、ドライ。





           これでは、駄目だと判断して、こちら側にも穴を空けた。 この状態で、ホースを突っ込み空調機器外側/内側、周辺を洗浄する。
           これで、飛び散ったブレーキフルード、LLC、塵等が排出される。 出てきたのは、薄墨色の水と、欠けたプラスチック片、テープ。
           これは、どう見ても エバポレータ ハウジングの一部。 これだけ欠けてれば、水はドレンパイプを通らず、そのままアンダーパネル
           に流れる。


 


           エバポレータも綺麗にしたかったので、ホースを突っ込み ジャバジャバ洗った。 これだけすれば、流石にドレンパイプを通って
           排水されるだろうと思ったが、 パイプ出口は ドライのまま。 ハウジング底面に、どんだけ大きな穴が空いているだ ? 
           それとも、ドレンパイプが詰まっているのか ? いずれにしても、ハウジングを外さない限りは、闇。





            最後に、フィルターを付けて終了。 アンダーパネルには、2個の穴が空いた。






            やはり、空調機器を外して修理する必要がある。 ブロアファンを持ち上げると、ハウジング全体が僅かながら浮き上がった。
            何だか、ハウジングはアンダーパネルに固定されていない様に思える。 となると、エキパン、エバポレータへの配管を外せば
            外れる筈。 だが、既にエアコンシステムは修理完了となっている。 エアコンに不具合が起こらない限り、お預けか( 悲しい





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