ほかけ車 (風自動車、ほかけ自動車)
 紙ヨットと同じしくみであるが、下に車をつけて、床の上を走るようにさせたものである。
 水の中と違って、扱いやすく、また、動く方向も定まってくるので、教材として利用しやすい。
◆しくみと動き
   帆のように立てた部分に、風を受けて本体が走るときに、車によって走りやすくなっているのが基本である。
  帆の形や大きさ、つけ方などを工夫することにより、本体の走り方が変わり、風の存在や風の力などに気付かせることができる。
  紙ヨットから発展させることができ、ゴム動力車へのつながりがよくなる。
  身の回りの物が生かしやすく、すぐに走らせることができ、作り変えや、工夫がしやすい。
  車輪が作りにくいのが難点であるが、逆にそれを工夫することによって、作る楽しさが増していく。ただ、フィルムケースのような利用しやすい材料が見つからないときは、市販のタイヤセットを利用した方がよい。
  広い場所で活動させることができるので、ダイナミックな活動が期待できる。
1 材料と道具  
 
 段ボール(プラスチックダンボール)
  20 × 10 cm ぐらい
   代わりにミルクカートン
 竹ひご(竹ぐし15〜18cm) 2本
 タイヤ  フィルムケースのふたなど
  市販の「タイヤセット」 模型用ゴムタイヤ
4個
 風を受けるもの(画用紙、紙コップ) 少々
 つり用のゴム管 少々
 セロハンテープ、クレヨン、色鉛筆など 少々
 うちわ、送風機
   
2 つくり方   教師が用意するもの
 
 3 工夫できること 
  風の種類を変える。(息、うちわ、送風機)
     ※風の種類によって、車全体の重さに適当な重さがあることに気付く。
  帆の大きさや形、帆の材料を変える  
   
  帆の向きを変える。