アルコールの爆発

 アルコールの爆発実験も、インターネット上で多数紹介されている。ここでは、それらのいくつかを紹介するとともに、アルコールエンジンへの学習のアプローチを模索したい。
 
なお、この実験は、危険を伴うものであるから、しっかりした指導者の下で行うこと。

 
1 材料
 空き缶(スチール製)
 紙コップ
 エチルアルコール 少々
 ガスライター
 霧吹き、カイロ  
2 つくり方
  @  スチール空き缶のふたを切り取り、ふちのギザギザをたたいてあぶなくないようにする。
A  缶の底から1cmぐらいところに、穴をあける。(点火口)
 
3 実験の方法
@ 缶の内側に、霧吹きで3〜4回、アルコールを吹き付ける。 
  ※霧吹きがないときは、ティッシュペーパーにアルコールを含ませ、缶の内側にぬる。
  ※紙コップにアルコールがつかないようにする。
A 吹き付けたら、すばやく紙コップを少しきつめにかぶせる。 
B 缶を手で包み、体温であたためる。(夏は、30秒ぐらい) 
  ※低温では、アルコールが気化しない。
  ※冬季は、カイロを缶に貼り、1分以上温める。
  ※うまくいかなかったら、温める時間を長くする。 
C 温まったら、缶の穴にライターの火を近づけると、爆発し、紙コップが上に飛ぶ。
    ※爆発の仕方では、かなり勢いよく飛ぶので、十分注意して実験する。 
   ◆ 再度、実験をくりかえす場合
  D 爆発直後は、缶が熱いので注意する。
  E 缶を逆さにして、中の空気を入れ換える。 
  F @に戻って、くりかえす。