1997年9月の釣り |
9月の渓流 |
いつもの大井川水系の寸又川支流に一人ではいる。
今日は偵察で、朝は遅く、ゆっくりと入る。
今年は、8月下旬より雨らしい雨が無く川の水量は少ない。
川に下ると案の定、水がない、極端に少なく、通常膝上ぐらいのところが、踝上ぐらいだ。
所々流れが止まり茶色い水垢が付着している。
又水も澄んでこの時期は釣れない。
どうせ釣れないのだからと、ルアーにする。
ロッドはFenwickのHMG GSP631 BLANKを1ピースのスピニングロッドに自作で仕立てたもの実質5.6フィート。
(このロッドは、ウルトラライトとライトの中間の調子、大好きで、20年くらい使っている。)
リールはABUのCardinal 33、ルアーはスピナー、ラインは4ポンド。
(このロッドとリールの組み合わせは、スライダーワームで40センチ以上のブラックバスをあげているぜ。)
水量はない上に、好きなポイントは埋まってしまい最悪。
2カ月ぶりなので、水の中に入れただけでも幸せ。
ゆっくりと水の流れ、感触を確認しながら釣りのぼる。
水温は、20度近くあるようだ。
やっぱり釣果ゼロ。
寸又川支流にはいる。
今日は、ともさん、おさださん、と同行者ありだ。
この1週間で雨があり、水量が回復しているとの判断で先週と同じ場所にはいる。
しかし、水量は先週と同じ。だが、一度増水していると見えて水垢は全て流れてしまっている。
3人なので、釣りをするというよりも、川に浸かって魚と遊ぶと言うことで、今日もルアーだ。
ポイントを交互に変えながら、釣りのぼる。
途中沢登りの5人パーティに追い越される。
この水量だと2泊3日で川通しに抜けられるだろう。
相変わらずポイントが少なく、釣りにはならない。
餌釣りには、二人とも魚の顔を見た程度だ。
当たりもなく10時頃には、予定地点に到着し、上がる。本日の水温17度
午後は、大井川に直接流入する沢にはいることとする。
まず、本流まで下る。さすがに大井川本流。
上から見たところでは、河原ばかりで水は全くないのかと思いきや、所々に青く澄んだ淵を持っている。
ルアーを置いてきてしまったことを後悔する。
支流では餌釣りで、数匹の魚を上げておしまいにする。
先日の大井川本流に入ってルアーで狙う。
河原に下りる、水量は、先日の13日とほぼ同じ。
ただの平瀬が多いが、所々に大きな淵分流との合流点が点在している。
水に入って下手からアップストリームでルアーを投入する。
ロッドはFenwickのHMX 56UL-2 5.6フィート、リールはABUのCardinal 33、ルアーはスピナー、ラインは4ポンド。
当たりはあるが針がかりしない、どうもアマゴでなくウグイのようだ。
しかし、ルアーを追う影がシャープなのもあるところ見るとアマゴも追っているようだ。
結果は、釣果ゼロ。
昼食後支流にはいる。ルアーを引くスペースは全くない。
餌釣りに変える。餌は、ミミズ、早速当たり、小さいちびアマゴ。
暫くは小さいのが来るだけ、岩盤地帯で突然当たりが遠のく。
そこを過ぎると又当たり始める。先ほどより魚体が大きくなる。キープできるのが来る。
今日一番の大物25センチ(メス)がきた。合計十数匹、持ち帰りは、6。
林道まで抜けて、橋から上がる。
今日で終漁、魚の顔を見に行く。
型を見れればよい、いつもの寸又川支流に行く、夕刻、砂防堰堤の下大きな淵の一発ねらい。
その前に大井川本流に流入する支流に寄って行く。林道の途中で釣り人とすれ違う。
案の定先行者の跡がある。今日は来年の偵察のつもりで入渓する。
堰堤を越えて、割と大きな淵で、7寸くらいのオスをあげる。写真に撮る。(水温13度。)
いつもの支流にはいる、あれ、午後なのにまだ車が置いてある。
まだ先行者が帰っていない、しかたがないそのまま下りて行く。途中すれ違う。
川の水量は、回復していない。8月の末からずっとダメのままだ。
一旦少し下がり釣りのぼる、さすがに当たりがほとんどない。
最後の淵に来る、ザックを下ろし、腰を落として静かに近ずく。
まず流れ出しに餌を流す。ここの魚は見張りなので、これを釣り上げないと淵全体に警戒をさせてしまう。
いない、竿をいっぱいに振って、落ち込みに振り込む、竿先を水面に着けるまで仕掛けを下げる。
徐々にあげてくる。きた、ぐぐっときたがはずれる。
今度は左に振り込む、こない。右側を流す、こない。
もう一度落ち込みに振り込み、ゆっくりと右手に引き上げる。
一度止める、こい、きた、竿を絞り込む、が、直ぐに上がってくる。残念7寸くらいの魚(オス)で、抜きあげる。
未ださびのきていない奇麗な魚体だ、撮影する。まあ、2匹だけど魚の顔を見れただけで満足。(水温13度。)
いつもの定点観測地点で大無間山の夕景を撮影。山は、今年は未だ少しも色づいていない。
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