| Memories・追憶の山旅 |
| 常念岳 |
北アルプスを歩いていたのは、30年ほど前、1960年代の後半でして、その頃に登っています。
安曇野からの眺めは、奇麗な三角形を見せていて、前景は変わっても山は、いつまでも変わりません。
燕岳から大天井岳ときて、蝶ヶ岳に抜ける縦走の途中に寄っています。
時期は、やはり7月下旬の梅雨明けの頃でした。
当時は、梅雨明けの1週間の晴天は、はっきりしていました。
この時も、前日までは天候が不安定で、燕岳から眺めた夕方の槍ケ岳方面は、雲と雷の中でした。
2日目、歩くにつれて天候が良くなり、大天井岳からは晴れ間が広がりました。
常念岳の小屋は意外と空いていた記憶です。
ここの朝は凄い。小屋から数分で乗越となるが、ここで日の出を待つ。
日の出前には、槍ケ岳から穂高までが屏風のように連なり、ピンクに染まります。
日の出は、まず、槍ケ岳の穂先に陽が当り、続いて穂高連峰に陽が回ってゆきます。
そして、周りにあるケルンのてっぺんに陽が当ります。その後足元まで見る見るうちに明るくなります。
その変化を写真に収めるようにシャッターを切り続けることとなりました。
出来上がった写真は、モノクロで右に朝日を浴びた槍ケ岳、それから左に大切戸までの大展望。
中は、上高地の谷がまだ闇に沈んでいます。
左には、てっぺんにだけに陽が当ったケルンが光っています。
その日からは、快晴で、1日中槍ケ岳・穂高の連峰を眺めながらの縦走となりました。
蝶ヶ岳の小屋は、満員で、良く眠れなかった。
蝶ヶ岳からの眺めは、槍ケ岳が遠くなり、穂高は正面で、懐を曝け出していて、平凡。
私としては、ここより常念岳の小屋からの展望が好きです。
長塀山の尾根の下りが思っていたよりずっと長かった。
それと、上高地ってのは、観光地だと思っていたのに意外と良いなあと感じました。
この感じは、観光客の多くなった今も、河童橋から奥の雰囲気は変わりませんね。
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このページの制作者は 大石 幸雄 Yukio Oishi です。
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