2002年
3月/4月
本栖湖にしようか芦ノ湖にしようか迷ったが、もう一つ納得がいかない釣行が続いているので今回も芦ノ湖行きとなってしまった。友人と現地6時に合流。空はくもり。箱根峠あたりは霧が立ちこめている。道の駅から見えるはずの芦ノ湖が霧で全く見えない。少し不安ではあったがとにかく箱根湾を目指す。降りてみると思ったほど霧は濃くなく、十分にボートは出せそうだ。早朝の気温は8度とやや肌寒い。湖上は冷えるかもしれない。ボートの時はレインウェアを忘れずに。雨、風、寒さ、波しぶきなど役に立つことが多いので晴れていても用意しよう。 ボートハウスの情報はあまり芳しく無さそうだった。釣り人そしてボートの数が非常に少ないことが物語っているといった感じでやや不安。それでもいつもの場所からいつものボートで出発。最近の人気ポイントのホテル前や関所下の馬の背にボートが見えない。ライズは散発であるがみられるので少しだけ竿を出してみたが、全くといっていいほど反応がない。粘ってやるポイントではないので湾外へ移動する。 ウェーディングはコベリで一人見かけたが早々に引き上げていった。箱根神社下から成蹊方向へ攻めながら移動するも全く反応なし。さらに西へ移動すると成蹊の桟橋奥のワンドでルアーマンが連続して魚をキャッチしている。サイズはそれほど大きくないが群れに当たっているようでかなり頻繁に合わせの動きをみせていた。蛭川河口にはルアーマンとフライマンが一人ずつ入っていたので庭石寄りの桟橋前に入らせてもらう。 桟橋周辺でライズが頻繁にみられたのでドライフライのボックスを忘れてきたことを悔やむ。それでも気を取り直しキャストをはじめるとコツン、コツンという小さなアタリがある。しかしなかなか乗らないのでラインを替え少しゆっくり誘うとようやくヒットした。20cm程のかわいいブラウンであった。その後も立て続けに数匹がヒット、すべて20cm前後なのでどうやら放流ブラウンがこのワンド一体に群れていることがわかった。友人のルアーマンも数匹をヒットさせた。 早めのランチを済ませ、ブラウン達には十分愉しませてもらったので納得の1尾を求め移動する。庭石、竜宮殿、カエル石、樹木園、立岩とまわったが全く反応なし。箒の鼻で1度だけアタリがあったがそれのみ。かなり厳しい1日となってしまった。ボートハウスの情報では前日は成蹊も全くダメでウェーディング十数人が全滅したとのことで、このところの状況はあまりよくないようだ。ただし、ワカサギがかなり接岸しているので大物がポツポツ出だしてはいるようだ。ワカサギの定置網に85cmのブラウンが入ったそうだ。そんな話を聞くと懲りもせずまた出かけたくなってしまう。 |
今日は芦ノ湖に出かける予定だったが、昨夜からの雨と夜半の風が思ったより強く、ボート釣りを予定していたのでやや迷っているうちに夜が明けてしまった。雨の様子をみてみると気温がかなり高く暖かな雨のようだったのでこれは本栖湖連敗脱出のチャンスかもしれないと思い急遽行き先を本栖湖に変更した。 前回も午後からが良さそうだったので昼頃からはじめることにして少しゆっくり目に家を出た。フライのストックが無くなりかけていたので頑張って30本ほど巻いておいてよかった。芦ノ湖ではフライはほとんどロスしないが本栖は根掛かりやバックに取られたりと消耗が激しいので十分ストックがないと不安である。 着く頃には薄日も差し始め気温がぐんぐん上がって行く。富士宮あたりで16度もあった。富士山はまだ雲の中でその位置すらわからない。本栖湖がみえてきた。風はまだそれほど無いようだ。とりあえず遊覧船桟橋からスポセン前まで車を走らせた。遊覧船のワンドに2人、それから先には釣り人はいない。スポセン前に人がいないのはめずらしい。ライズは全くないのとさらに水位が下がっていて魚の気配も感じられない。 前回みんなで入った対岸のポイントへ移動することにした。ここは午後に回遊があるようだ。期待しよう。水辺をみるとかなり濁りが出ている。特に岩場よりが濁りが強い。キャストはしにくいがここでやってみたくなったのでティペットを3Xに換えゾンカーを結ぶ。5,6投目のリトリーブのとき小さなアタリを感じたが乗ってこない。ツンツンと誘うと今度はしっかりと喰ってきた。久しぶりの本栖湖での魚の感触である。 ゴンゴンと頭を振りながら寄ってきたのはブルーバックの綺麗なレインボウだった。30cmちょっとといったここではレギュラーといえるサイズだったが久しぶりなのでうれしかった。。写真は風で波がひっきりなしに打ち寄せるせいでうまく撮れなかった。そのあともしばらくそのポイントで頑張ったが、フライのロスも多くアタリもなかったので移動する事にした。 前回ネット仲間とアポナシOLMとなった場所に行ってみることにした。3人ほどすでにキャストを繰り返していたがヒットしている様子はない。このアタリは濁りも少ないが、とにかく本日はここで〆めることになるので頑張ってみることにした。フライをマラブータイプに変更し遠投、カウントダウンを繰り返す。 そのうちにググッと良いアタリが手に伝わってきた。2匹目ヒット!さっきのものより少しサイズがいいようだ。手早く寄せると32、3cmと思われる先ほどと同様に綺麗なヒレをしたニジマスだった。連敗脱出できただけで良かったのに2匹目まで出て、時間の割には楽しい釣りになった。(正味3時間) 渓の解禁までに本栖湖で釣果が出ないとゲンが悪いなと思っていたのでホッとした。これで今年も釣りまくれそうだ。 |