2001年



5月/6月

6月13日  山梨某川  水温16度  曇り 
前回の山梨里川OLMでもう一方のグループが入った川の状況が良かったときいていたので、今週ふたたび友人と二人で出かけることにした。前日は仕事で遅くなり睡眠も2時間程度しかとれなかったので、少しゆっくり目に家を出た。といっても5時なのでややつらいが、FFに出かけるときは不思議とすぐに目が覚める。

国道52号を北に走ること2時間。通勤ラッシュにはまってしまったが、今日はのんびりやろうと決めていたのであせりはない。須玉のファミレスで朝食をゆっくり食べてから目的の川へ向かった。入漁券の販売店を探したがなかなか見つからない。峡北漁協は放流など積極的な割に券の販売については無頓着な感じがする。コンビニで扱ってくれると助かるのに。

さんざん走り回ったあげくにようやく販売所の旗を見つけて購入。そこで聞いていた川への道を確認、ようやく釣りができそうだ。時間は10時をゆうに回っていた。こんなにゆったり川に入るのも珍しい。聞いていた入渓ポイントに着くとすでに二人の餌釣り師が竿を出していた。様子を聞くとビニールに入った30弱の魚を見せてくれた。これがなんとニジマスであった。ここにはニジマスが放流されたという話は聞いたことがないので?。

とにかく、前に入るわけにもいかないので、上流へ車で向かった。上流で入渓ポイントを決め支度をしていたらさっきの二人がやってきて、反応がないので移動してきたとのこと。ということは、それほどつり上がってはいないようなので引き返し、先ほどのポイントから入ることにした。二人が入った直後だったのではじめは全く反応なしは覚悟していたが、しばらく行っても一向に反応がない。1時間ほどつり上がったところでようやく友人がイワナをヒットさせた。そのあたりから少し魚影を見かけるようになってきた。ライズもあり反応も出始めたがフッキングには至らず。

堰堤までの短い区間だったので、そろそろ終わりに近づいたところでようやくヒット。20cmほどではあったがよく太っていてヒレとオレンジの斑点が見事な超美形アマゴだった。稚魚放流の川の魚は本当に綺麗だ。ここでは結局二人で3尾と寂しい結果ではあったが、厳しい状況の中での釣果なので良しとした。条件が良ければきっといい釣りができる川だ。でもボサが多く釣りづらいのが難点。

PS.このあと入った別の川で長年FFをやっていてはじめての経験をした。キャストしたラインが後方に伸びきった瞬間に後ろにテンションを感じた。キャストの流れで前方にロッドを倒すがラインが飛んでこない。振り向くとティペットの先にツバメが食いついている。しかもロッドをあおったせいでフッキングしてしまったようだ。空に向かってロッドがしなるという初めての体験。少しづつラインをたぐりツバメをキャッチ。さすがにネットはいらない。フックをはずし、リリースしたが驚いた。私のフライを虫と思ってくれたことには感謝。話には聞いたことがあったが自分で体験するとは思わなかった。
アマゴアマゴ



20cm程だが砲弾型の綺麗な魚体が見事だった。



5月24日  坂京河内  水温見計測  雨 
まるで梅雨入りでもしたかのように降り続く雨。今日で3日目かな。でも、渇水気味だった渓には程良いお湿りになっているだろう。仕事の都合で木曜休みとなったが、朝方は一仕事あったので午後から近場の渓へ出かけることにした。前回の下泉は渇水で今ひとつだったので今回は久しぶりに坂京に入ってみることにした。

雨は止んではいないが、この程度ならかえっていい。大井川沿いに車を走らせると、上流にゆくに従ってやや雨足が強くなってきた。途中の支流の様子をみながら走ったが、一部の支流をのぞき濁りはそれほどない。これならいけそうだ。坂京と本流の合流点に着いた。濁りはそれほどない。水量はよさそうだ。期待できそうな予感。

川沿いに車を走らせ、上流の様子をみてみる。さすがに平日でしかも雨ということで釣り人の陰はみえない。スペースのあるポイントに車を止めて支度を始めたが、雨が少し強くなってきた。短時間勝負なので濁りもなんとか大丈夫だろうととにかく釣り始めた。水量があるのでポイントは多い。とりあえず入渓地点のポイントにファーストキャスト。いきなりのアタックにびっくりしたが小さかったのかフッキングせず。

アマゴ増水で流れは速いがポイントと思われるところでは魚の反応がある。期待できそうだ。そう思っていると、続く落ち込みで流れの筋からアマゴが出た。18cmほどだがきれいな魚体だ。雨が少し小降りになっていたので写真をとってリリース。はじめは小さなポイントもチェックしていったが小型の反応が多いのでフライサイズを少し大きくして、大きめのポイントを集中的に攻めてみた。

底石のある流程の少し長めのポイントで大きめの魚の反応があった。喰い損ねたようだったので再度流すと20cm強の体高のあるアマゴがヒットした。尾鰭も見事に張ったきれいなアマゴだ。雨が気になったが何とか写真に収めた。同じポイントを再度流すと、再びヒット。今回は18cmほど。この後は雨が激しくなり写真は断念。


アマゴ2この後もポイントと思われるところではほとんど反応があり、3時間弱で6尾をキャッチできた。フッキングしたあとのバラシも3,4尾あったので、もう少しうまければ2桁いけたかな。ここは魚影が濃いので条件が良ければ楽しい釣りができる。人も多くはいる渓の割に魚影が濃いというのはとてもいいことです。みんながリリースをしてくれているのでしょう。渓も魚もみんなのものですから、多くの人が楽しめるようにC&Rをお願いします。

左のアマゴ、この渓では良型のほうです。体高もありますが、尾鰭の大きさと上下のオレンジ色が見事でした。



5月14日  大井川支流  水温14度  晴れ 
前日はイブニングのみ、しかも水量不足の小渓ということで、久しぶりの釣行としては今ひとつだった。そんなわけで、今日は前回空振りしたものの魚影は濃いと思われる大井川上流部に入ることにした。月曜日の朝なのでそれほど人はいないだろうと思い、現地に10時に着く。しかし駐車スペースには2台の車、みると上流側、下流側に分かれて釣り始めたばかりのようだ。この時間の人だと移動しながらの釣りだろうと判断し、イブニングまで別の支流に入ることにした。

イワナこの支流も久しぶりである。水量はそこそこあるので下流域の支流よりは釣りになりそうだ。#3ロッドにエルクヘアーカディスでまずは様子をみる。水温は14度とまずまずだったので、最初のポイントでは開きから一流ししてみたところ、いきなりヒット、18cmほどのイワナであった。腹部がオレンジ色だが稚魚放流ものだろうか、それに体にはオレンジの斑点がみられる。ヤマトとのハイブリットかもしれない。井川漁協はヤマトイワナの稚魚放流を数年前から行っているという情報もある。

幸先良いヒットに気をよくし、同じポイントの今度は上流部から流すとまたまたヒット。サイズはほぼ同じくらいだが、今回もイワナであった。そしてすぐ先にある小さな落ち込みでも反応があった。こちらはドラッグがかかってしまい空振りであったが、どうやら魚の活性は良さそうだ。小さなポイントでも水深のあるところではかなりの確率で反応がある。

4時間ほどつり上がって、12尾をキャッチできた。バラシも4,5尾あったほか、スカシもいくつかあったのでだれることなく楽しむことができた。サイズは最大でも20cm止まりと小ぶりではあったが、このくらい反応があると結構楽しい。このまま秋口まで残ってくれればイワナイワナいいのに。


5月13日  下泉河内川  水温15度  晴れ 
前回はあまりの渇水にがっくりし、ロッドを出すまでに至らなかったが、先日の少しまとまった雨で少しは状況も違うだろうとということと、夕まづめの2,3時間だけということもあり、とにかく下泉に出かけることにした。しかし、本流への流れ込みをみてがっくり。前回と変わらぬ細々とした流れ。しかし今日は時間もないので、とにかく上流の様子をみてみることにした。いつもの入渓ポイントに着いて様子を確認。水量はそれでも前回よりは良さそうだ。とにかくロッドを出してみることにした。

下泉アマゴ少しでも水深のあるところには漏らさずフライを投げ込む。反応は少ない。たまにある反応も小さいのでフッキングに至らない。小さな堰堤をクリアして上流に向かう。反応は今ひとつだったが、民家下でようやくヒット。これだけシビアだと大きさはともかくヒットがうれしい。相変わらずきれいな魚体ではある。6時近くなってユスリカのほか、小型のカワゲラのハッチも多くなってきたが、ライズもなければ反応も変わらず。月曜日だというのに蜘蛛の巣の多さはからして、昨日の日曜も人は入っていないようだ。梅雨明けまではあまり期待できそうもない。



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