2001年



3月

3月21日  芦ノ湖  気温6〜13度  晴れ 水温7度
ここ2、3日暖かい日が続いているので、水温の上昇と魚の活性が上がっているだろう事を期待しながら,F氏と今週も芦ノ湖に向かった。6時半と少し遅めの到着となったが,駐車場はかなり空いていた。解禁以来良くない状況が続いているせいかもしれない。

ボートハウスで状況を聞くと、水温は1、2度上がったがまだ7度程度で,湾の外は相変わらずダメとのこと。しかし、今日の暖かさに期待して,早朝湾内昼前から外に出ることにした。例年の好ポイントである関所下は工事の影響で全く魚が寄らないようで,各ボートハウス前からボートの係留場あたりに魚が集中しているらしい。あまり気は進まないのだがやむを得ない。係留場の中程で3時間ほどやってみたが,ぽつぽつヒットがあり、5匹をキャッチできた。ボートハウス桟橋前には大きな群がいたらしく、入れ喰いのフライマンもいた。後で訊いた話では60cmオーバーもあがっていたようだ。

日も上がってきたので湾外のポイントへ入ることにした。午前中は風もなくぽかぽか陽気だったのでコベリ,成蹊などのポイントには立ち混みの人たちが多く見られたが,昼過ぎにはほとんどの人が上がってしまっていた。日当たりの良い北側のポイントを移動しながら攻めていったが,反応は全くなく,魚影すら確認できない。岸釣りの人や他のボートの人のヒットシーンにも出逢わないという状況。情報のあった湖尻の早川水門前に移動した。

湖尻も状況は良くないようで,水門前だけに釣り人が集中していた。時折ヒットシーンがあるが,ほとんど釣れていないと行って良い。ボートハウスの情報通り,湾外はまだきびしいようだ .ここはまだ釣果のないF氏のこともあるので、後半は割り切って湾内に戻ることにした。

外が釣れないこともあり,ボートハウス前や係留場には多くの釣り人が集中していた。最後部にボートを止め,釣り始めた。すぐにフライに反応,ルアーにも待望のアタリがあり,レギュラーサイズながらキャッチできた。その後は特定のポイントで集中的に釣れているが我々のいる周辺ではアタリが遠のいてしまった。朝のポイントに戻り時間までキャストを繰り返した。ポツリポツリとアタリはあり、時間切れ寸前に本日の最大魚の47cmをキャッチして終了した。

余談ではあるが,今年の放流鱒はコンディションがあまりいいとは言えない。下の写真もそうであるが,ヒレに難のあるものが多い。
ここでもコストダウンしているのかな。



3月14日  芦ノ湖  気温−1度  くもり時々晴れ 水温5度
今期二度目の芦ノ湖だ。前回は強風に泣かされ,釣れないというより、釣りが出来なかったという方が正しかったかもしれない。ということで、今回は好天という予報に期待して出かけた。6時半に箱根湾の駐車場についた。空いている。状況が芳しくないということでみんなの足も例年に比べ遠くなっているようだ。

支度を済ませボートハウスに向かう。会社の同僚の車を発見。湾内で先に釣っているようだ。少し風があるが前回ほどではないのでエンジンボートを終日借りることにした。さし当たり,いつもの平岩,白浜方面に向かうも,にわかに吹き出した南風に今回も苦戦する。ウェーディング派には増水に加えこの風ではひどくつらいものがある。

風はだんだん強くなり,対岸に渡るのはあきらめて、周辺のポイントを探ることにした。先客の様子を見ていても上がっている様子がない。そのうち波も高くなってきたので湾外はあきらめ湾内に入ることにした。友人のY氏はいつもの場所でコンスタントにロッドを曲げている。ボートハウスの話では湾外は水温が上がらず,放流しているものの、表層には出てきていない。逆に湾内は温度が下がりにくいので放流魚が湾内から外に出ない。

そんなわけで、多少不本意ながらも湾内でやることにした。Y氏の後方でキャストをはじめるとすぐにレギュラーサイズがヒットした。続いて40cmクラスがヒット。風情はないがヒットはうれしい。2時間ほどで7尾の結果。Y氏は午前で上がったが,昼食を挟んでもう少しやってみることにした。少し底狙いに変えてみることにしたら、いいサイズが続けてヒット。放流ものの丸ヒレレインボウではあるが,やりとりは十分楽しめた。

同じフライを続けるとアタリが遠のくので、いろいろ変えてみたが,今日の当たりフライはかぎられていたようだ。
しかし、午後は活性が上がったようで,取り合えず反応があり連続ヒットも続く。本日の最大魚(46cm)もキャッチできた。
その後もアタリはあるが乗らないケースが続く。少し誘いを掛けながらリトリーブするとフッキング率が高くなった。

風は止む気配が無く,寒さと花粉が限界になったので少し早めに終了とした。
今年の芦ノ湖は情報をしっかりチェックしてから出かける方がよさそうだ。



3月07日  芦ノ湖  気温6度  くもりのち晴れ 水温6度
今期初の芦ノ湖である。今のところ芳しい情報が入っていなかったので,若干の不安もあったが、逆に例年より魚自体は多いだろうと都合良く考えることにして初釣行を楽しむことにした。同行は今回もルアーマンのF氏。最近は本栖湖含め湖でのルアーフィッシングにもすっかりはまってしまったようだ。わたしのせいかな?

平日とはいえ、例年ならこの時期駐車場の確保に手を焼くこともあるので早めに家を出発した。到着は6時少し前であったが,駐車場は空いていた。解禁以降の情報がもう一つの影響か。いずれにせよ混み合うより空いている方がよいことには違いない。

雨がぱらつく中馴染みのボート屋さんに挨拶をして状況をきいた。湾の外は余りよくなさそうだ。桟橋まわりでは放流したてのマス達がかなり釣れているとのこと。みていると,エサの人を中心に入れ食い状態の人もいる。これならフライもいけそうだと周辺で小手調べをするも反応無し。やはり、雰囲気のある沖のポイントに移動することにした。雨と雪のせいで水位は昨年より上がっている。

左から,コベリの鼻の箱根湾側,真ん中が成蹊,右は同じ場所から右手を見たところ。岸いっぱいまで水がきている。
ウェーディングにはやや辛い。

平岩,箒ノ鼻,成蹊などと廻るが気配およびアタリすらない。そのうちに風がかなり強くなりキャスティングもままならない。風裏を求めて移動するがどこでも反応はない。風はますます強くなる一方だ。コベリの鼻では風に流されたはずみでアンカーが深く刺さってしまい動きが撮れず,ボートハウスへヘルプコールをすることになってしまった。

その後も風はいっこうにおさまらず,まともにキャストすら出来ない。しかたなく桟橋周辺にもどりみなさんと一緒に釣らせていただこうとしたが,ここでもアンカーがなかなか効かず苦労した。結局遊覧船の桟橋の間で門限までの1時間なんとかボーズは免れたが初日としては悔いの残る1日となってしまった。

湾内での攻め方としては、水温がまだ低く活性が悪いので,十分カウントダウンし、底近くをゆっくりとリトリーブするとかなりの確率でアタックがある。ただし、いきなり喰ってこないので,あせらずおわせてしっっかりくわせよう。ゾンカーやマラブーもテイルは長すぎないようにトリミングするとよさそうだ。
雰囲気はともかく,確実に魚の顔を見たい場合は,この手がききます。

というわけで、今回は消化不良の結果となってしまった。あと2度水温が上がれば状況は大分違うとは思う。
魚は確実に残っている。今年は70cmオーバーを目標にしてみよう。