2000年



11/12月

12月20日  本栖湖  気温2度(朝)  くもり 水温9度
3週連続の本栖湖。予報では夕方から雨になるらしい。
というわけで,朝から曇り,ようやく雪の載った富士山が見られると期待したのだが,雲の中であった。

今回も友人のF氏と二人,途中コンビニで鍋焼きうどんを仕入れながらいつもの道をひた走る。気温は先回より大分高く,氷点下ではないので暖かく感じる。朝霧高原で3度,本栖に近付くと2度になった。

とりあえず田村岬まで廻ってみたが釣り人は見えない。遊覧船桟橋に一人だけとさすがにこの時期は平日ともなると人が少ない。仏岩付近で少しだけさおを出したが,今日は一発狙いと決めていたので,溶岩帯へ移動。しかし相変わらず遡行がしにくいところだ。だから人が少なく魚も集まるという訳かな?岩場の先端に立ち,しばらくキャストするが,気配は無い。まだこの時間は風もなく底が見渡せる。背後のブッシュに注意,注意。

次にトンネル下に廻ろうと思ったが先行者があったので,大久保へ移動。10過ぎ,まだ風はない。静かすぎて釣れる気がしない。給水塔のワンドへ移動した。風が出始めた。向かい風だ。岸際にはベイトフィッシュの群、中央は伏流水による(?)濁り。期待したくなる条件だ。二人でしばらくキャストを続けたが反応はない。降り出しそうな空模様と波立つ湖面,条件はいいのだが。

残り時間がなくなってきた。このところ魚っ気にご無沙汰のF氏だったので放流ものでもとにかく1匹ということで再び仏岩方面へ向かった。風が大分出てきていたので湖面は波立っている。濁りも出始め釣れそうな予感がした。2時を廻ったあたりで本日の初ヒット。小振りだが綺麗な放流マスだ。しばらくすると再びズンと言うアタリと首を振る感触が手元に伝わってきたが,フッと軽くなった。

その後は風が治まり,アタリは遠のいた。3時を過ぎた辺りで雨がぱらつきはじめ,風も再び出始めた。そのうち3度目のアタリがきたがこれは載らず。時間切れとなった。しかし終了間際にルアーをミノーに変えたF氏にようやくヒット。

というわけで,やや不本意ではあったが二人とも魚に出会えたのでとりあえず良しとした。
田村岬から龍神桟橋の間は放流ものではあるが魚影は濃いので,どうしても型を見たい場合はここを攻めると確率は高い。

20世紀最後の釣りも本栖湖になりそうだ。


12月13日  本栖湖  気温−3度(朝)  晴れ 水温未計測
ついに、今年50回目の釣行を迎えた。歳もかえりみずよく出かけたものだ。女房殿にも改めて感謝,感謝。

ところで、本日はというと、久しぶりに釣り仲間と団体釣行。といっても集合はランチタイムなので、それまでは銘々好きに釣りをする。しかし今日は今期一番の冷え込み。(昨日の方が冷えたみたいだが)国道の温度表示は−3度だが,車載の温度計は−7度。いずれにせよ寒い。釣り人の数は平日ということで少ないが,特に少ないようだ。エサ師が1名いたのでスポーツセンター前に一旦入ることにした。私ともう一人ルアーマンは仏岩方面へ移動した。湖岸を歩くと靴がずぶずぶとめり込む。よく見ると5cmから7cmはあろうかという霜柱がびっしり。小砂利を持ち上げていたようだ。こんなに長い霜柱ははじめてみた。

風もなく水は透き通っている。いつもの朝の風景である。岸際で魚影が確認できた。魚はいる。しばらくキャストしていると,手前までリトリーブしたところで本日の初ヒット。サイズは先週と同じくらいだが、魚体はやはり綺麗だ。風が少し出始め、湖面に模様が出来だした。少し遠めにキャストすると,すぐに反応があり、2匹目をゲット。今回も同サイズ。

集合タイムが近付いたので給水塔のワンドに移動。先発の3人がすっかり用意をしてくれてあり,楽しみだったランチタイムに突入。当然アルコールが入ったが、焼きたての豚キムチはビールに良く合う。味噌煮込みうどんフューチャリング(?)ちから餅は最高だった。

キムチパワーを得て大久保のワンドでキャスト&キャスト。グッドサイズの連続ライズに少し色めきだったが,反応なし。我々は時間切れで帰路にたった。ここはいつも夢だけもらうポイントだ。(私だけかもしれないが)


12月06日  本栖湖  気温5度(朝)  晴れ 水温未計測
芦ノ湖も禁漁期に入り,これから春までは本栖湖,時々河口湖というパターンに入る。とはいってもこの秋本栖には4度目の釣行となる。なかなか結果が出ないので,ややスランプ気味であったが,小型ながらようやくニジマスの顔を見ることができた。
漁協による放流もされているようなので、魚影自体は大分濃くなってはいるはずだが、私のロッドにはかかってくれない。

今日の本栖湖は10時少し前の到着と,いつもより大分ゆっくりになってしまった。夕方から深夜までの予定があるので少しだけ寝溜めてきたが,この時間になると工事渋滞も多くいつもより1、5倍ほどかかってしまったこともある。しかし今日の360度の青空はこれぞ快晴というにふさわしい。釣りにとっては素直には喜べないが,気持ちがいい。気温はこの時間でも5度と少し寒いものの,風があまりないので気温ほどの寒さではない。

とりあえず様子見に田村方面に車を向けた。スポーツセンター前のゲートがすでに降りていて,川尻へは抜けることができない。例年12月1日からだったかな?岬の駐車スペースに見慣れた車を発見。ルアーマンのF氏が先にきていた。遊漁券を買いに売店まで戻る。一軒だけ開いていた土産物屋さんで券を買い,F氏のところへ引き返す。

本栖湖ニジマス湖面をしばらく観察したが,ライズは全くみられない。風もまだほとんどなく,水の透明度も高い。風が出てくるまで今日も厳しそうな予感。表層は厳しそうなので放流マスが来やすいが少し沈めてみることにした。ワンドから仏岩方面に移動しながら釣り歩いたが,反応はない。仏岩の前でしばらくねばっているとようやくヒット。小振りではあるがヒレのきれいなニジマスであった。ウグイも時々かかるときいていたので一瞬そうかな?とも思ったが,とりあえずほっとした。私はまだウグイは釣っていない。足場が良くなかったのでネットでキャッチ。小さいが綺麗だったのでパチリ。

その後も3、4回アタリがあったが,ヒットには至らず。午後になり風も出てきたので期待したが,その後は続かず,時間切れとなってしまった。
最近好調のF氏も今日はダメだったようだ。紅葉もすっかり終わってしまった。しかしまた来週も来よう。


11月08日  芦ノ湖  気温10度(朝)  晴れ 水温16度
前回は少し時期的に早すぎて,高水温に泣かされたが,11月に入り,例年であればそろそろ秋の釣りが楽しめて良いはずだ。という予測の元に,友人と二人芦ノ湖に向かった。早朝5時,三島にさしかかると伊豆方面はかなりの霧がかかっていた。箱根方面が気になったがこちらは大丈夫だった。

いつものボートハウスで様子を訊く。状況は余りよくなさそうだ。マスは沖合を回遊しているので岸からはまだほとんど釣りになっていないとのこと。放流は続いているようだが水温がもう一つ下がりきらない。今日は朝の時点で16度であったが,この晴天では再び上がるだろう。

支度を整え出発。とりあえず平岩へと向かう。視界の中でライズを探すが沖合で散発といったところ。平岩沖にボートを止めキャスト開始。友人のF氏はルアーで攻める。移動しながらキャストを繰り返すが反応は全くない。沖合を回遊しているという情報とライズから判断してかけ上がりでなく沖側の表層芦ノ湖レインボウを攻めてみると、がつんと久しぶりのストライクがあった。サイズは小振りではあるが,ヒレピンのレインボウに思わずニッコリ。ネットにフックが絡みリリースに手間取ってしまったので,生け簀で回復を待ってリリースした。

比較的早めの一尾に今日の期待がかかったが、この後各ポイントでは全く反応がない。トローリングで2度ほどヒットを見たがそれ以外ではなかった。立ち込みでは,増水のためか成蹊から山のホテルにかけては一人も入っていない。蛭川の流れ出しに3人ほどいたが誰にも反応はないようであった。そのうち放流船が廻ってきて周辺に放流が始まったが,今日の状況に変化はない。

日が昇るに釣れ,暑さが増してくる。一枚二枚と脱ぎはじめシャツだけとなったところで、見通しを誤ったあつあつの鍋焼きうどんの昼食をとることになった。なんてことだ。しかし、釣りには最悪の条件となってしまった。マスを求めてハーリングも少しだけ行ったが,反応は一度だけ,しかもばれてしまった。

午後は再び南岸に戻り,百貫の鼻から箱根湾方面を攻めることにした。風が出始め期待したが状況は変わらず。朝唯一のヒットがあった平岩に再度到着。沖目の表層で今回もヒット。朝と同サイズのレインボウであった。結局これが最後の魚になった。ボートハウスに戻ると,今日は最悪のコンディション。こんな日もあるとあきらめさせられた。しかしとりあえず魚の顔を見ることができたので、私としては良しとした。F氏はまた雪辱を誓うこととなった。

最後に,もう一つの楽しみでもあった,紅葉の中でのFFについては寒暖入り乱れる気候のためか,部分的紅葉のまますでに枯れはじめており,今年は期待できない。残念。


11月04日  本栖湖  気温8度(朝)  晴れ 水温未計測
このところ仕事が忙しく,なかなか湖モードに入れなかったが,ようやく本栖湖に行くことができた。しかし午前中だけで戻らなければならないので,勝負は朝方とふんでいた。

秋の嵐ともいえる台風の影響による豪雨も上がり,今日は快晴である。富士山には珍しく全く雲がない。日の出を待つ富士が白みはじめた空に真っ黒なシルエットとなってそびえている。こんな富士もまたいいものだ。朝霧には今日も三脚の垣根ができている。

139号線を左に折れると紅葉しかかったいつもの道がまっすぐにのびている。今日は何となくその中を走りたくなった。そしてトンネルを抜けると,脇に3台,トンネル手前にもたしか2台,釣り人のものらしき車が止まっていた。情報通り釣り人が多いようだ。展望台までくると日の出を待つアマチュアカメラマンがいつものように三脚をずらりと並べている。その脇をすり抜けて給水塔方面に車を走らせた。

浩庵荘下のワンドにもすでに釣り人の姿がある。給水塔のワンドにも3人。休みである競艇練習場の桟橋あたりにも人影が。さらに川尻にはキャンプのテントが数張りと3人程のフライマンガキャスティングを繰り返している。そのまま林を抜け青少年スポーツセンター前にくると,ヒメマス釣りの人たちがボート待ちでごった返していた。入漁券を買って田村岬周辺をみるとワンド,浜にはやはり数人の釣り人。こんなに釣り人のいる本栖湖は初めてだ。

本栖湖仏岩仏岩に向かう。このあたりから遊覧船桟橋までの間には12、3人はいる。写真は見にくいがこの中に8人がいる。時間がもったいないので,とりあえず中間の岩のポイントに入ることにした。先日の豪雨で増水しているのでブッシュが少し気になる。岩の上に移動しそこからキャストすることにした。ラインの届くぎりぎり辺りでライズがある。しかしヒットはない。桟橋寄りでウェーディングしていたフライマンにヒットがあったが,ほかは全く反応なし。

8時頃までは魚の気配があったがその後は全く気配すらなくなってしまった。情報通りである。田村岬下のワンドに移動する。先にやっていたフライマンに声を掛けると,やはり8時頃を境に気配が無くなったと引き上げていった。その後しばらくキャストしていたが、10時頃,目の前の岩場を良型のレインボウがつがいで泳ぎ去っていった。12時までやってみたが反応無し。残念ながら引き上げることにした。

この時期は早朝以外はかなり厳しい。夕方の情報はまだ入手していないが,おおかたの情報はやはり朝8時前がポイントのようだ。


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